2016 アンティノリ ソライア トスカーナ/イタリア 仕事帰りに池袋のデパ地下デパ地下角打ち。 モンテスの泡とガッティナーラをいただいたら、もうラストオーダーの時間。 リストのいちばん下にある「コラヴァン・スペシャル」が目にとまり、ソライア（30ml・笑）をオーダーすることにしました。 目の前に置かれたグラスは…やっぱり少ないですね(*_*) ぱっと見は透明感のある濃いガーネット。 ちょっとグラスを傾けると、ワインが接触した面が赤く染まるほど強い色素がありますが、濃い中に、なぜか不思議な透明感があります。 香りは、上品で控えめな赤と黒果実のミックス。 それ以外の、例えばシガーだとか燻製だとかレザーだとかの、第3アロマ系の要素が出番待ちしているようなニュアンスが濃厚にありますが、いまは未だ顕在化せず、水面下で大人しくしているような印象。 美味しいです。確かに美味しいですが、言語化する前に口の中でふわっと消滅していきました。 余韻は儚く、武道でいえば残心のような簡潔な美しさ。わかりにくいですね…(苦笑) 芭蕉の俳句のような、自分の中に「小宇宙」を見つけた感じ？（もっとわかりにくい・爆笑）ちょっと禅問答みたいになりますが、問いかけと答えがセットになったようなワインですね。 どこまでも澄み切っていて、心に響く美しさを持った味わいです(´∀｀)

iri2618 STOP WARS