職場で試飲 初めて飲んだワイナリーのロゼ 色はごく淡いですが、赤系果実の香りと味わいは想像以上にしっかりとしています 猛暑のヴィンテージと言えど、北海道らしい果実感（に思えました） 陳列されている時から気になっており、飲んだら気に入ったので買おうかと思ったらもう売り切れていました｡･ﾟﾟ･(>_<)･ﾟﾟ･｡ ↓ 2018年に北海道余市町登モンガク地区の小高い丘陵地の耕作放棄地を取得。 30年以上耕作放棄地だった農地の開墾には苦労が多く、何度も出現する巨大な石や岩盤と格闘しながら4年かけて植栽。ようやく葡萄の樹が小さな実をつけ始め、まとまった収量を確保できるようになった頃に醸造所を建築。 「この土地とともに生きながら、足腰の強い農業を実践していきたい」という思いで、畑で家族と暮らしながら、何かちょっと心が動かされるような、また飲みたいと思えるような、そんなワイン造りを目指してどうにか歩み始めた。 家庭やお店で「ワイン美味しかったね」と私たちのワインを飲んで喜んでほしい。 その喜びを糧として一歩ずつ前進し、いつまでも必要とされるYOKA WINERYでありたい。 余香（よか）シリーズは自社ブドウ、余珀（よはく）シリーズは買いブドウのシリーズ。 生産地日本　北海道蔵　元ヨカワイナリー容　量750ml 2023 ヴィンテージの所感 ... 初の自社醸造。葡萄は完熟。猛暑に鳥害。とにかく暑い年でした。お盆を過ぎても夜温が下がらず、北海道らしくない日々が続きました。可能な限り強い日差しを果実に当てないように、例年行っている除葉を中断するなど、普段とは違う対応が求められたような気がしました。 9 月に入り気温も少しずつ下がってきましたが、例年より昼夜の寒暖差は無く、糖度の上がりを心配しましたが、収穫直前に急激に糖度が上がり(10/16 に収穫したピノの糖度は23 度超え)、一方で酸は落ち、収穫時期を見極めるのが大変難しい年となりました。 また、他のヴィンヤード同様に鳥害を受け、おそらく 50~100kg 程度の葡萄をヒヨドリ達に食べられました。 醸造においては、全てのキュベにおいて野生酵母で発酵させ、無濾過・無清澄で瓶詰していますが、非常に暑い年での初の自社醸造という事で、適時 SO2 を添加するなど保守的に取り組みました。 香りは、高級フレンチオーク由来のバニラスパイスとチェリーコークのニュアンスから始まる。今はまだ若々しいが、熟成させると果実の複雑さが増しそう。 口に含むと、余市ならではのイチゴのようなベリー系の果実とフローラルな香りが主体で、最後にはスモーキーな香りと繊細な白いスパイスの余韻が残る。 （ツヴァイゲルトレーベ） ↓ 余市に近年誕生した「YOKA WINERY（ヨカワイナリー）」から、待望の初入荷ワイン。このワインを飲むと、「日本ワイン」が本当に美味しく進化したのだと、しみじみ感じる素晴らしい出来栄えです。 「北海道」、いや日本を代表するワイン産地である「余市（よいち）」。その地区で古くから栽培されている黒ブドウ品種「ツヴァイゲルト」を、近隣の登町の農家から購入しています。 ワイナリーのオーナー喜久雅史さんは、北海道を代表する本格ワイナリー「10R（トアール）」のブルース氏のもとで4年間醸造経験を積んだ方で、その技術を惜しみなくこのワインに注ぎ込んでいます。 製法は、黒ブドウを使用しながらも、収穫後すぐにプレス機で圧搾し、ジュースにした後、白ワインと同じ仕込み方法を採用しています。これは「ブラン・ド・ノワール」と呼ばれる手法で、高級シャンパーニュにもよく使われるものです。 さらに樽を使い熟成されたその味わいは、樹齢の高いブドウが育つ火山性土壌由来のミネラル感をしっかり反映しつつ、黒ブドウらしいほのかなベリー風味と厚みのある味わいを感じさせます。 余韻には特に良質なブドウの風味が長く続き、とても心地よく楽しめます。このワインは、本格ワインの世界で提唱されている「クリーン＆ナチュラル」な仕上がりで、まさに世界基準と言える一品です。

ぺんぺん