Nicolas Potel Santenay写真(ワイン) by ひつじ、

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REVIEWS

ワインNicolas Potel Santenay(2007)
評価

3.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2020-11-01
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買った日
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購入単位ボトル
価格帯2,000円 ~ 2,999円
価格
インポーターエイ・エム・ズィー

COMMENTS

ひつじ、

■テイスティングノート ○アロマ やや還元香、カルダモン、マラスキーノチェリー ○ブーケ トマト、シナモン、石灰 ○味わい ややオレンジがかり円熟味を感じながらも、艶やかなルビー色。 ポテンシャルの高い果実味とエレガントでクールな酸のバランスがちょうど落ち着いた印象。 アフターの樽ニュアンスが心地よく感じられ、食事に寄り添う一本。 アルコール:12.5% ■生産者について 1964年にブルゴーニュへ移住してきたニコラ・ポテルの父ジェラールは、ヴォルネイ村の有名なプス・ドールで醸造長として活躍。その株式も半分所有し、まさにプス・ドールの顔となっていたにも関わらず、1997年に父が急逝してしまいます。それを機にニコラは株式を売却して、既に96年に父と立ち上げていた独自のネゴシアン「メゾン・ニコラ・ポテル」に専念することにしたのです。 「ドメーヌ」が自社畑のブドウのみから造るのに対し、「ネゴシアン」は他者からもブドウを購入できるわけですが、ニコラ・ポテル曰く「当時はすべてブドウで購入するのは珍しかったんだ」と言います。 つまり、多くのネゴシアンは既に出来上がったワインや、搾ったあとの果汁で購入していたということ。ニコラはブドウの状態で入手することにこだわりました。そして様々なこだわりの結果、質の高い銘柄を多く輩出して評判を得るわけです。 ところが、2004年に「メゾン・ニコラ・ポテル」を大手に売却することになってしまいました。2008年まではそこでワインメーカーとして仕事を続けましたが、それで収まるニコラではありません。2005年から畑を少しずつ購入し始めて、2008年にネゴシアン「メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ」を立ち上げ、同時に自社畑ものの「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」のリリースも始めることになり、現在に至ります。 それは、今でも「ニコラ・ポテル」の名前はネゴシアン名として継続して使用されているからです。オーナー会社は何度か変わっているようですが、いわばブランド名となってしまっているため、本人でさえ使用権がないという。 現在の同氏の仕事はすべて「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」と「メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ」に集約されています。 22haある自社畑の管理は基本的に有機栽培。「エコセール」の認可も取得しています。「戦後の量産体制で、畑が農薬漬けになっていたから、本来の姿に戻るには時間がかかると思う」が、できることはすべて行いたいという意向で、世界的に有名な農業技師で有機栽培の第一人者でもあるクロード・ブルギニヨンの息子、エマニュエルの協力のもと、土壌の調査やコンポストの研究を続けています。例えば、耕作は3頭の馬で行い、土が踏み固められてしまわないよう、土がより活性化するように心がけています。 あるいは、1904年に植樹されたボーヌ・プルミエ・クリュ・グレーヴの古い区画から、ウイルス・フリーのピノ・ノワールを探して9株を選別。それを湿気耐性のある台木3309Cに接ぎ木して、100本の苗木を2012年に植樹したようです。これも結果が出てくるのは10年以上経ってからですから、ワイン造りは実に気の長い仕事です。 そして、畑の人だとはいいながら、せっかく丹精込めて育てたブドウですから、醸造所でもとても丁寧な仕事ぶりです。例えば、白ワインの圧搾は昔ながらの木製垂直式の圧搾機で、房ごと行います。この利点は、果汁中のコロイド成分が多くなるから。コロイドは抗酸化作用があるので、より酸化しにくいワインにできるのです。そして1日半かけて清澄してから、600ℓのドゥミ・ミュイで自然酵母による発酵。 理由を尋ねると「サンセールやドイツの白ワインのフレッシュさの要因を考えて」のこと。同様に「フレッシュさやテロワールの個性を失わないように」バトナージュと呼ばれる樽熟成中の澱の撹拌も一切行わないといいます。

ひつじ、

ひつじ、
ひつじ、

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