外観は光沢のある透明度のとても高い淡い黄色。粘性はかなり低く、さらさらとした質感。ワインの脚も僅かに輪郭が浮かぶか程度で、アルコール度数も低めの9%。 香りは若干閉じている、固めのように感じるが、果汁感は豊か。但し凝縮してはいないかな、という感。爽やかなハーブ、弱いが蜂蜜香もある。 ボリュームは弱めだが、果実味は中強め程度あり、酸味は穏やかなライム感。カクテルに一搾り入れた程度の風味付けのイメージ。 ドイツワインらしく甘味が主体で、アタックから柔らか、しなやかなフルーティ。 甘口だがベタつかずさっぱりとした飲み口で、遅れて感じるライム的な酸味も爽やかでキレがあるので、中甘口くらいに全体を引き締めている。 タンニン感や収斂味はあまり感じられないが、甘味や酸味が去った後に僅かに舌先に主張する心地良い程度。 余韻は短く、後に残らないので食前後に良いかも知れない。 ボディは弱めだが、甘味が主体として目立つが、酸味が上手く抑えて、甘味を引き立てている印象で、甘口ワインとしてバランスが良い、飲みやすく美味しいワインだと思う。

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