ポルトガル北西部はミーニョ地方ヴィーニョ・ヴェルデ、ドム・ディエゴ アリント2022。アリント100%。 色味はレモンイエローで微発泡、香りは熟した青リンゴのバランスにグレープフルーツのニュアンス、蜂蜜、石灰のミネラル感。 飲み口は軽く、ふくよかな果実味にバランス良い爽やかな酸味、ラストに微かに苦味が心地よい。 ライトでフレッシュなワインで、それに加えヴィーニョ・ヴェルデらしい微発泡と綺麗な酸があり、夏に向いた心地よい爽やかさを持ったワイン。ざっくり言ってしまえばヴィーニョ・ヴェルデ全般そうなのだが、特にこのワインは酸の強い品種であるアリント100%もポイントと思われる。 ポルトガルでは夏でもビールがわりにゴクゴク飲まれるが、日本でも夏場にセラーにあると重宝。よく冷やしてスッキリ感を保つとなお良し。 ポルトガルのVinho Verdeは、一般的にはそのまま緑(Verde)のワイン(Vinho)と訳される。が、Verdeには若いという意味もあるため、完熟前の若い葡萄のワイン、という意味が適すように思う。 なお日本のサッカークラブ、ヴェルディ東京はこのVerdeから来ており、チームカラーはもちろん緑。

TKR