ワイン | Santini Collective Pinot Beurot(2019) | ||||||||||||||||||||
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私はあまりよく考えませんでしたが、 赤でも白でもロゼやオレンジともまた違う、確立された領域の存在を仄めかしてくれるようなワインとか考えると本当に面白いですね(・・;)
ニッシー 2025(Vin étudiant)
Vin étudiantさん 素晴らしいワインをは教えていただき、ありがとうございます。実際のところ、何かを考える暇もなく、あっと言う間に飲み終わってしまいました(苦笑) もともとピノ・グリという品種がよくわからなくて始めた「ピノ・グリージョ(グリ)の旅」でしたが、いつの間にやら100回をはるかに超えて継続中です。ただ、理解が進んだというよりは、ますますワケがわからなくなっているような気がしますね…。本当に面白い品種です!
iri2618 STOP WARS
こんな赤〜いピノ・グリがあるんですね。 ピノ・ノワールで同じ造りをしたらどうなるんでしょうね?とか気になっちゃいます(笑)
しみしみ
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その124 2019 サンティニ・コレクティヴ(クリストファー・サンティニ)ピノ・ブーロ ブルゴーニュ/フランス 水曜日ワイン。 1ヶ月半ぶりのグリ/グリの旅は、発祥の地・ブルゴーニュに戻ってきました! Vin étudiantさんの投稿で初めて知ったワインの後追い連鎖です。 ピノ・ノワールの突然変異種、ピノ・グリの古い呼び名である「ピノ・ブーロ」がそのまま名前となったワイン。 ほとんど黒ブドウに近いグリ(灰色)品種のピノ・グリを、除梗しない(全房)で、ステンレスタンクで1週間マセラシオン・カルボニックさせ、8日目に圧搾、天然酵母によって、そのまま自然な状態でアルコール発酵→マロラクティック発酵→熟成まで持っていったワインだそうです。 もちろん、無濾過・無清澄で、SO2の添加も瓶詰時に最小限だけというワインで、2019ヴィンテージの総生産量は何と500本! よく手に入ったものですね∑(゚Д゚) キャップシールがなくコルクが剥き出しの透明ボトルから全長50mm、無銘の天然コルクを引き抜きラディコングラスにワインを注ぎます。 外観は、いわゆる「真っ赤な白ワイン」ですね♪ 少し茶色と黒みが入った感がありますが、基本は明るいルビー。サラッとした見た目のワインです。 ラズベリーやイチゴのような香りが立ち、やはり基本は赤ワイン? 自然派らしい(?)梅しそ風味や、松脂のような、少しスモーキーなニュアンスも感じられ、なかなか個性的な香りです。 口に含むと、瑞々しい果実味とメリハリのある酸、強く主張するタンニンが、緊張感のあるトライアングルを形作っていますね。 味わいの印象は、少し赤寄りのロゼ、といったところでしょうか。 後口に残るハッキリとした苦みが、このワインのアイデンティティを如実に表し、グリ/グリ族としての矜持を示しているように思われます。 単純な白赤の二項対立ではなく、さりとて中間項としてのロゼでもなく、ましてや多項式の解のようなオレンジでもない。 どこにも属さない灰色領域=グレーゾーン、つまりヴァン・グリというオルターナティブをグリ/グリ族のワインは示唆してくれているのかもしれません。 単純に美味しいのですが、それを超えたところにある深い味わい。 晩ごはんの鍋焼きうどん、デミグラスソースのハンバーグ、ピーマンの丸ごとロースト・胡麻油とポン酢がけに、なぜか良く合います。それぞれの料理の方向性、バラバラなんですけどね…。 とてもフード・フレンドリーなワインで、そういう点もグリ/グリらしさをしっかり体現したワインでした。
iri2618 STOP WARS