すごい、これは果実味がジューシーで素直に美味しい。 甘みもあって、チョコレートのような香りもあって、タンニンはかなり控えめで、スイスイ飲めちゃいます。ヴィンテージは2012年。 意外にも、キュウリに大きく反発しなかった。餃子も悪くはなかったけどプラスにはなってないかも。やっぱお肉の方が良いかな。そして不思議だけど、生の甘塩タラコに合いました。何だろう、この感覚。 単体でもすごく味わい深くて、赤系果実の凝縮感が鼻から抜ける香りとともに頭に広がって、気分が心地良くなります。 香りに奥行きがあって、余韻に浸ってる間に、向こう側に見えそうな何かを掴めそうなのだけど、もう少しのところで余韻が途切れてしまって、それが何だか面白くて、嗅いで飲んで鼻から香ってまた嗅いで、そして嗅ぐ度にどんどん香りは高貴な印象に変化していくんです。ラズベリーと香水と花の香り。 そんな感じのワイン。

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