この日の珍品ワイン会で私の持ち込み、ナパのイングルヌックのシャルボノ67年です。 現在のルビコンエステートが名称使ってるイングルヌックとは別物、というかこちらがオリジナルのイングルヌックです(そんなにメジャーでも無いので知る人ぞ知るワインかも知れませんが)。 67年といえばパリテイスティング事件以前のもので当時はカリフォルニアワインはほとんど安ワイン扱いのはずですのでまぁ、良く飲まれずに残ってたものです。 さて泥水の覚悟で迎えましたが意外や意外、色は濁りの入った紫からオレンジでしたが、チャーミングなカベルネ古酒のような趣で飄々とした果実味が楽しめます。ワインとしてはそれなりに楽しめました。ただ同じ年代のボルドーの成功した熟成のような複雑さは感じませんので本来は何十年も熟成させるワインでは無いのでしょう。

くれぺん