Like!:31
4.0
『No.1005 甘くないジャム』 一昨日の話。 妻の職場でたまにやってる料理のワークショップなるものに、妻と娘が出かけてきた(僕は仕事)。今回はソーセージ作りだったそうで。 家に帰り、娘にワークショップの事をいろいろ訊いてみたが、野菜を切ったり、具材を皮に詰めたり…といろんなことができたようでご満悦の様子だった。 最近はちょこちょことお手伝い的なこともするようになり、成長してるんだな…としみじみ思ったり。 そんなこの日に夕飯のメニューは… ・自家製ソーセージ風なもの ・ミネストローネ ・フライドポテトとナゲット(残りもの) ・ポルチーニ茸のリゾット うーん、これはソーセージというより、春巻なんじゃない?…まあ美味しければいいか。そしてイタリアはプーリアのカルカリウス、ソウル・グロウ2020年をお供に。プリミティーヴォ100%の一本。今日は久々に赤…ってもロゼっぽい色合いだけど。 抜栓し、グラスに注ぐ。淡いルビーのような色合い。香りの方は…うっすらスモモのような甘酸っぱそうな果実の香り。ほんの少し若草のようなニュアンスも。そして一口…入口にほんの少しキュッと口元をすぼめるアクセント的な酸味。そしてイチゴやスモモのジャムのような味わい…でも甘くない。甘さをほぼほぼ感じない。むしろ強い出汁感が。淡い色合いに反するかのようなしっかりとした味わい。一緒に飲んだ妻からは「何だか煮干しのような匂いがする」とのこと。やっぱ出汁感強いんだ。ちなみに僕は昆布を感じた。 果実味と旨味そしてコリッコリの塩気。そしてタッチは軽快で小気味良い。プリミティーヴォ(ジンファンデル)ってがっつり濃いめのイメージなのだが、相反するこの感じがとても良い。カルカリウスのワインを味わうのはこれで2本目だが、この軽やかさが実に個性的なのかな。シンプルなエチケットも含めて、フランスのトニー・ベインブリッジっぽい気がするんだけど違うかな。 食事とはとても相性が良い。娘と妻が作ったソーセージ風なものとの相性も良いし、ミネストローネとも良く合う。アルコール度数も低めだから、スイスイ飲める…気をつけなきゃだ。 果実味と塩気のバランスが実に絶妙だった。美味しかったなぁ。ごちそうさまでした!
カリヤカ・ズノリ
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
『No.1005 甘くないジャム』 一昨日の話。 妻の職場でたまにやってる料理のワークショップなるものに、妻と娘が出かけてきた(僕は仕事)。今回はソーセージ作りだったそうで。 家に帰り、娘にワークショップの事をいろいろ訊いてみたが、野菜を切ったり、具材を皮に詰めたり…といろんなことができたようでご満悦の様子だった。 最近はちょこちょことお手伝い的なこともするようになり、成長してるんだな…としみじみ思ったり。 そんなこの日に夕飯のメニューは… ・自家製ソーセージ風なもの ・ミネストローネ ・フライドポテトとナゲット(残りもの) ・ポルチーニ茸のリゾット うーん、これはソーセージというより、春巻なんじゃない?…まあ美味しければいいか。そしてイタリアはプーリアのカルカリウス、ソウル・グロウ2020年をお供に。プリミティーヴォ100%の一本。今日は久々に赤…ってもロゼっぽい色合いだけど。 抜栓し、グラスに注ぐ。淡いルビーのような色合い。香りの方は…うっすらスモモのような甘酸っぱそうな果実の香り。ほんの少し若草のようなニュアンスも。そして一口…入口にほんの少しキュッと口元をすぼめるアクセント的な酸味。そしてイチゴやスモモのジャムのような味わい…でも甘くない。甘さをほぼほぼ感じない。むしろ強い出汁感が。淡い色合いに反するかのようなしっかりとした味わい。一緒に飲んだ妻からは「何だか煮干しのような匂いがする」とのこと。やっぱ出汁感強いんだ。ちなみに僕は昆布を感じた。 果実味と旨味そしてコリッコリの塩気。そしてタッチは軽快で小気味良い。プリミティーヴォ(ジンファンデル)ってがっつり濃いめのイメージなのだが、相反するこの感じがとても良い。カルカリウスのワインを味わうのはこれで2本目だが、この軽やかさが実に個性的なのかな。シンプルなエチケットも含めて、フランスのトニー・ベインブリッジっぽい気がするんだけど違うかな。 食事とはとても相性が良い。娘と妻が作ったソーセージ風なものとの相性も良いし、ミネストローネとも良く合う。アルコール度数も低めだから、スイスイ飲める…気をつけなきゃだ。 果実味と塩気のバランスが実に絶妙だった。美味しかったなぁ。ごちそうさまでした!
カリヤカ・ズノリ