『No.903 とりあえず濁りがスゴい』 仕事を終え、娘を保育園からピックアップし、家路に着く途中立ち寄ったコンビニ。ふと店内を見ると、おでんの売り出しが始まったようで。 もうそんな季節なんだなぁ…と思っていたら、いつの間にか買っていた。 今日の夕飯は餃子って言ってたから、もう一品でいいかな…なんて思いつつ帰宅し、妻におでんを差し出すと、困惑した表情。餃子だけでは足りないだろうからと煮物を作ったそうで… 慌てて、餃子を冷凍庫にしまいなおした次第。 そんな今夜の夕飯のメニューは… ・カブとツナの煮物 ・おでん(コンビニ物) ・スモークサーモンのサラダ これにお味噌汁といった次第。なんかメニューかぶっちゃってごめんなさい。そしてアルザスのアンドレ・ロレーヌのビュル・ド・ヴィ2021年をお供に。オーセロワ、シルヴァネール、ミュスカを30％づつ、そしてゲヴュルツトラミネールを10％というセパージュ。とりあえず濁りがすごいですな。 慎重に王冠を開け、グラスに注ぐ。ふわっと果実の香りが感じられる。オレンジ、マスカット…そんな感じ。そして一口…うんっ、実に爽快！泡は比較的穏やかで優し気。口の中いっぱいに広がる果実の味わい。オレンジ、グレープフルーツ、桃、マスカット。そしてひっそりとライチの甘味。酸味はキュッと気持ちよく。コリコリミネラリー。鼻から抜けるトーストの香りとグレフルやオレンジピール的なビターさ。 うん、とても美味しい。全体的には優し気でフレッシュな味わいだからか、おでんやカブの煮物とベストマッチ。それにしても今夜のカブの煮物は絶品だなぁ。柔らかでじゅんわりなカブを頬張り、そしてビュル・ド・ヴィを。うん、良いなぁこの感じ。 オリの多さがすでに美味しいであろうことを予感させる液体。こんなに煮た野菜に合うだなんて。おでんの大根やしらたきを頬張りながら、また一口。実に良いなぁ。果実味たっぷりながらも辛口仕立てなのが良い。そしてアフターのほろ苦さがまた良い…おっ、何度も同じことを書きそうなので、この辺で。 ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ

読ませていただいていたら味わいを思い出して、口の中がキュッとなりました！ おでんと合いそうですね♪

盆ケン

盆ケンさん→どうもおはようございます！コメントありがとうございます♬ 盆ケンさんのビュル・ド・ヴィ愛が溢れてるレヴューも拝見させていただきました。やはり口元がキュッとなって思い出されます(笑)。 お互い今年も飲むことができて良かったです。生命の水、また次のヴィンテージも期待が高まりますよね♪また飲める日を楽しみにいたしましょう♬

カリヤカ・ズノリ