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2.5
2017 ジャコモ・コンテルノ バローロ フランチャ ピエモンテ/イタリア 月曜日のワイン。 仕事帰りに、ちょっと寄り道。この日は、アルゼンチンの泡を1杯だけいただいて、そのまま大人しく帰るつもりだったのですが、そろそろ会計というタイミングで、時々話し相手になっていただくソムリエールさんから、「そういえば〇〇さん、こちらのバローロは飲まれました?」とお声がけいただきました。 いや、さっきから気になっていたんですよ(笑) 先週末の特別試飲イベントのために用意されていた、ジャコモ・コンテルノのバローロの比較試飲セットを、特別に提供していただくことになりました。 ワインセットは、2017の「フランチャ」と、2007の「カッシーナ・フランチャ」の10年違い。 名前が違いますが、中身は同じカッシーナ・フランチャの畑から採れたぶどうでつくられたバローロで、2010年からワインの名称が変更されたそうです。 どちらを先に利くべきか、ソムリエールさんに伺ったら、先ず若い方からどうぞ、とのこと。 素直に従い2017からいただきます。 外観は、やや黒みを帯びた明るいルビー。淡い色調ですが、薄くはなく、綺麗な階調が出ていて深みのある色合いです。 香りは、オレンジピールに黒い薔薇…そこから先は複雑過ぎて言葉になりませんが(苦笑)、ひとつ気がついたのは、バルベーラのカッシーナ・フランチャ(ヴィーニャ・フランチャ)と同じ香りのニュアンスがあります! 香りのサイズ・スケール感は、かなり違いますが、形は寸分違わぬ相似形という印象です。 品種は違うのに、この激似ぶりは、やはりつくり手の個性、畑の特徴ということでしょうか? 口に含むと、若さの割に非常に柔らかくなめらか。旨みの濃度、複雑さは気が遠くなりそうになる程ですが、とても明晰で、シンプルに美味しい味わい。 タンニンは、モーレツに膨大な量が含まれているものと推察しますが、キメが細かくナノレベルでワインに溶け込んでいる感じ。 ネッビオーロのタンニンが苦手な私でも、まったく気にならない程度の効きめです。 ソムリエールさんは、最近のものは早く飲めるようにつくられているのでは? と仰っていましたが、確かに、これなら、開けてすぐ美味しく飲めるような気がします。 ひたすら美味しく、素晴らしいバローロでした。
iri2618 STOP WARS
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2017 ジャコモ・コンテルノ バローロ フランチャ ピエモンテ/イタリア 月曜日のワイン。 仕事帰りに、ちょっと寄り道。この日は、アルゼンチンの泡を1杯だけいただいて、そのまま大人しく帰るつもりだったのですが、そろそろ会計というタイミングで、時々話し相手になっていただくソムリエールさんから、「そういえば〇〇さん、こちらのバローロは飲まれました?」とお声がけいただきました。 いや、さっきから気になっていたんですよ(笑) 先週末の特別試飲イベントのために用意されていた、ジャコモ・コンテルノのバローロの比較試飲セットを、特別に提供していただくことになりました。 ワインセットは、2017の「フランチャ」と、2007の「カッシーナ・フランチャ」の10年違い。 名前が違いますが、中身は同じカッシーナ・フランチャの畑から採れたぶどうでつくられたバローロで、2010年からワインの名称が変更されたそうです。 どちらを先に利くべきか、ソムリエールさんに伺ったら、先ず若い方からどうぞ、とのこと。 素直に従い2017からいただきます。 外観は、やや黒みを帯びた明るいルビー。淡い色調ですが、薄くはなく、綺麗な階調が出ていて深みのある色合いです。 香りは、オレンジピールに黒い薔薇…そこから先は複雑過ぎて言葉になりませんが(苦笑)、ひとつ気がついたのは、バルベーラのカッシーナ・フランチャ(ヴィーニャ・フランチャ)と同じ香りのニュアンスがあります! 香りのサイズ・スケール感は、かなり違いますが、形は寸分違わぬ相似形という印象です。 品種は違うのに、この激似ぶりは、やはりつくり手の個性、畑の特徴ということでしょうか? 口に含むと、若さの割に非常に柔らかくなめらか。旨みの濃度、複雑さは気が遠くなりそうになる程ですが、とても明晰で、シンプルに美味しい味わい。 タンニンは、モーレツに膨大な量が含まれているものと推察しますが、キメが細かくナノレベルでワインに溶け込んでいる感じ。 ネッビオーロのタンニンが苦手な私でも、まったく気にならない程度の効きめです。 ソムリエールさんは、最近のものは早く飲めるようにつくられているのでは? と仰っていましたが、確かに、これなら、開けてすぐ美味しく飲めるような気がします。 ひたすら美味しく、素晴らしいバローロでした。
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