フランス、ブルゴーニュ、ピエール・ダモワの「2000 シャンベルタン」です。 少しだけ茶が入りかけた、ガーネットの色調。 香りはカシスやプルーンなどの果実に、タバコの葉、キノコ、甘草、シナモン、腐葉土。 味わいの果実は赤い果実。 やや淡いけど、存在感のある果実味。 酸味はとても豊かで、渋みと苦味があります。 温度が上がるにつれて、果実の甘みがじわっと出てきました。 きっと、リリースされた直後は強くて逞しかったはず。 熟成で柔くなってきたのかな。 この時代は濃厚な味わいが好まれたと教わりました。 それを実感しているのかな。

末永 誠一