コート・デュ・ローヌのグルナッシュ主体でつくられたロゼ。インポーターはラシーヌさん。 生き生きとしたストロベリーにほんのり揮発香が混ざった自然派な香り。奥の方にもう一段甘みを携えたベリー系のアロマが感じられる。 口当たりはじんわりまろやか。フレッシュな果実味にミネラル感とカリンのようなアロマが重なり、果肉感のある味わいに。後半は苦味や旨味が比較的強めに立ち上がり、やや緊張感のある印象。余韻は穏やかながら長く、チャーミングかつ複雑なアロマと舌を軽く刺激するミネラル感がずっと心地よい。そして、飲み終えた後の胃にスッと浸透するような優しさも嬉しい。全体的な主張は控えめながら、なかなか奥が深いワイン。 この日はネパール料理をテイクアウト。マトンスクティ(マトンのスパイス炒め)、アルコアチャール(ジャガイモのスパイス炒め)、あたりはベストとまでは言わずとも安定の良ペアリング。

hbk