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3.5
良いです。2018。ちょっと珍しいロエロ・ロッソ(ネビオロ)。 香りの中心は、赤いベリー。クランベリーからラズベリー、ストロベリーまで香る。そして芯には、ちょっとの緑や茎や果皮や種を感じるような、野生的な果実味が微かにだけど確かにある。全体感は、あくまで、軽やかでエレガント。なんか、ブルゴーニュのピノのリージョナルを飲んでるよう。でも、じっくり向き合うと、芯にピエモンテ(のネビオロ)の、コア・野性味や近寄り難さが確かにある。 ピノ・ノワールとネビオロ。自分は、両者大好きで、親戚品種くらいに思ってるけど、とりわけ後者(ネビオロ)が苦手という人は、実は結構多いと思う。そんな人に、これは是非試してほしいと感じました。 ブルゴーニュの赤は、ざっくり(乱暴にいってしまうと)熟成して最後は、「赤黒果実をコアにしたエレガントな球体」に向かっていく。実はネビオロも(同じく乱暴だけど)、そうなんだと思ってますが、強いタンニンや野生味(スパイスやハーブ要素なんか)をブルゴーニュより、ふんだんに盛り込んでる分、そこに至るまで、前途多難、紆余曲折、粒粒辛苦(?)…などいろいろあって、よりわかりづらいのでは、と思ってます。 例えば、ジュブレシャンベルタンやニュイサンジョルジュには、タンニンと鉄のニュアンスを感じるコシの強いワインがある。一方で、ピエモンテには、扱いにくいネビオロをエレガントに仕上げる作り手(ジャコーザとかこれとか)がいる。似て非なる両者だけど、実は近い。ベクトルも似てる。ということをあらためて気づかせてくれるような、両者に共通する要素を持っているこれ。両者の橋渡しになるような「ミッシングリンク」のようですわ。 ピエモンテの優良生産者のネビオロ、例えば、ジャコーザ、ロアーニャ、ルチアーノサンドローネ、ヴォエルツィオ、ガッティナーラのネルヴィ、などは大好きですが、いかんせんエントリー銘柄で5〜6千円くらい。とすると、このワイン(3千円くらい)のコスパは相当優秀です。ピノとネビオロを繋ぐ架け橋のようなこのワイン、とってもよいです、お試しあれ!
funza
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良いです。2018。ちょっと珍しいロエロ・ロッソ(ネビオロ)。 香りの中心は、赤いベリー。クランベリーからラズベリー、ストロベリーまで香る。そして芯には、ちょっとの緑や茎や果皮や種を感じるような、野生的な果実味が微かにだけど確かにある。全体感は、あくまで、軽やかでエレガント。なんか、ブルゴーニュのピノのリージョナルを飲んでるよう。でも、じっくり向き合うと、芯にピエモンテ(のネビオロ)の、コア・野性味や近寄り難さが確かにある。 ピノ・ノワールとネビオロ。自分は、両者大好きで、親戚品種くらいに思ってるけど、とりわけ後者(ネビオロ)が苦手という人は、実は結構多いと思う。そんな人に、これは是非試してほしいと感じました。 ブルゴーニュの赤は、ざっくり(乱暴にいってしまうと)熟成して最後は、「赤黒果実をコアにしたエレガントな球体」に向かっていく。実はネビオロも(同じく乱暴だけど)、そうなんだと思ってますが、強いタンニンや野生味(スパイスやハーブ要素なんか)をブルゴーニュより、ふんだんに盛り込んでる分、そこに至るまで、前途多難、紆余曲折、粒粒辛苦(?)…などいろいろあって、よりわかりづらいのでは、と思ってます。 例えば、ジュブレシャンベルタンやニュイサンジョルジュには、タンニンと鉄のニュアンスを感じるコシの強いワインがある。一方で、ピエモンテには、扱いにくいネビオロをエレガントに仕上げる作り手(ジャコーザとかこれとか)がいる。似て非なる両者だけど、実は近い。ベクトルも似てる。ということをあらためて気づかせてくれるような、両者に共通する要素を持っているこれ。両者の橋渡しになるような「ミッシングリンク」のようですわ。 ピエモンテの優良生産者のネビオロ、例えば、ジャコーザ、ロアーニャ、ルチアーノサンドローネ、ヴォエルツィオ、ガッティナーラのネルヴィ、などは大好きですが、いかんせんエントリー銘柄で5〜6千円くらい。とすると、このワイン(3千円くらい)のコスパは相当優秀です。ピノとネビオロを繋ぐ架け橋のようなこのワイン、とってもよいです、お試しあれ!
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