六本木のお気に入りのジャズ・ライヴの老舗店で、恒例の新年会。 この店に出演しているヴォーカリストが40名から50名入れ替わり立ち替わりステージに登場して１曲ずつ披露。 店のキャパは100名程なので、客席には私のようなリスナーとヴォーカリストが半々いるような展開。 15時スタートで、終演は20時半。ジャズ・ヴォーカルに、酒に酔いしれました。 フリー・ドリンクというシステムだったので、普段はキープ・ボトルの私は、ここぞとばかりに普段は注文しないカクテル類を飲みまくりました。 フードはオードブルのプレートが一皿付いたのだけど、一緒に恵比寿ガーデンプレイスのワイン・マーケット『PARTY』主催の大試飲会を楽しんだこともあるヴォーカル嬢がカウンターの並びにずっと腰かけてくれたので、普段は注文しないスペシャルな逸品を注文。 フォアグラ３種(テリーヌ・フラン・コンフィ)の冷製の盛り合わせ。 これは二人で目を合わせて唸った！ この世にこんな美味しいものがあるのかと思える程の美味しさ。口にすると５分くらいは余韻が続く。 それだけでもう酔ってしまいそう。 二人共、食べ切るまでに白ワインを３杯も飲んでしまいました。 さて、この日に飲み放題ワインとして出された白ワインは、お馴染みのサンタヘレナのシャルドネ（飲まなかったけれども、赤は同じくカベルネ・ソーヴィニヨン）。 こういう趣旨の場では、チリのデイリー・ワインはうってつけ。 六本木の他の店の新年会と掛け持ちの他の女性ヴォーカル達も白ワインのグラスを手にしていた向きが多かったみたいでした（写真は、終演後に、スタッフにお願いして空ボトルの山から引っ張り出していただいたので、ラベルが汚れております。悪しからず）。 この店の通常時の最安値のボトル・ワインの白は、以前にも紹介した、チリのカリテラ。 それから、赤ワインの最安値のボトルもついでに撮らせていただきました。 お店の名は、『サテンドール』。 ヴォーカリストに限らず、都心で演奏活動をされているジャズ・ミュージシャンなら誰もがリーダー・ライヴを希望し、満席にしたいと望む名門。 「ジャズ・クラブ」ではなく、「ジャズ・レストラン」を謳っているだけあって、料理はとても美味しいし、リーズナブル。 敷居は決して高くなく、ミユージック・チャージも手頃だし、入れ替え無しでたっぷりとジャズ・ライヴを楽しめます。 今月は、九千円以上のボトル・ワインが全て半額とのこと。何人かで利用する際には良いかも。 今月、この店でレコ発ライヴを行うヴォーカル嬢は現れず。彼女にお祝いとして手渡すつもりでいた件の飲み頃ボルドーは店長に委ねました。多分、喜んでもらえるんじゃないかな。 この老舗店は昨年40周年を迎え、私も懇意にしているオーナーが本を出版。全国の書店で入手出来ますが、首都圏に活躍の場を拡げたいジャズ・ヴォーカリスト達にも評判のようです。この店でリーダー・ライヴ出演もしているヴォーカリスト達の生の真摯な声も語られていて、とても興味深いです。私も一筆書かせていただきました。 昨日は、多くの女性ヴォーカル達から新年の御挨拶もいただいた。 漸く、今年が始動したという感じかな。 それにしても飲んだ～。 実は、この後に、自由が丘のお気に入りの店に一人流れ、ボトル・ワインを１本空けたのです。 それはまた改めて別稿で…。

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