｟ 毛布・ホットミルク・月凪 ｠ 2人がけのソファで ふと目覚めると あなたの静かなタイプだけが聞こえた。 『 、、、おきた？ 』 ぼーーぉっと 座り直し まだ焦点の合わない瞳で 首を傾げて ベランダ越しの街を見ると 星が煌めく夜空の真ん中で 眩しいくらいの白さが 音もなく世界を染めていた。 ぼんやりと瞳に映る全部が ゆっくりゆっくり 終わりへ向かっているような… 答えが決まっている どうしようも無いモノから だけど それでも、、、と オブラート数枚分の抵抗をしているような… 無情の蹂躙と うっすらとした反発が 溶けて合わさっている。 そんな空気で満ちていて なんだか 見入ってしまった。 『 ホイ。』 真っ白な湯気を上げたマグカップを またぼんやりと見ていた。 『 熱いから。』 「 。。ありがとう。」 毛布にくるまりながら ほかほかのミルクを受け取る。 ほんのり感じる優しい甘さが 丁度ぴったり 胸にハマった。 カタカタ響く画面の横で ユラユラ揺れるマグの煙を… 月凪ぐ夜のひと時を… もう少し ただ 聞いていたいと 目を閉じた。 。

月凪 怜

お久しぶりです。皆様コノ渦の中でもお変わり無くお元気でらっしゃるでしょうか？もうどのくらいぶりの更新かも分かりませんが見に来て頂けて光栄です。文中にある（月凪）とは、私の作った造語で『満点の月明かりが、地上の音を全て吸い上げたかの様な、、、風の音さえしない眩しい夜。』と言う意味です。タイトルは最初に味わった時に見えた景色（単語ですかね？）を順番通りに並べてみました。こんなのもイイかなー。と、個人的には気に入っています。理屈事務的な話ですと、この子は65点だったのですが星は３つにしてあります。つい飲み過ぎてしまう、なかなかに可愛いワインです。

月凪 怜

フォローありがとうございます。 気づかずにお返事遅れて申し訳ないです。よろしくお願いいたします。

糖質制限の男

こちらこそ宜しくお願いします ご覧の通り不定期ですがw

月凪 怜