薄い麦わら色。 輝きはやや控えめで粘性は小さい。 オレンジなど暖かみを感じる柑橘系の香り。 カリン、白桃、マルメロなどが混じる。 麦の、ホップの香りが強い。 ターメリックなどのアジアンスパイス。 軽いアタックで、酸はかなり控えめ。 品種としてはアロマティック系かつ、かなり個性的な土着品種のイメージ。 好気的な環境で熟成されたと思われるが、樽香は感じない。 香りのとおり、まるでビールを飲んでいる気分になる。 テクニカルシートを見ると、フロールとあった。なるほどな〜 空き瓶：439g コルク：44mm（天然） LAS ENVIDIAS　”パロミノ”の古木から造る白ワイン 大陸性気候、風化砂質土壌、標高778m、ほぼ放置されていた状態の畑。あまりにも野うさぎの巣穴が多いからと名づけられたラ・リェブレの0.24haの区画には、ベルデホとパロミノが混植されていた。 『最初は大きな房のベルデホなのだろう思ったら、パロミノと判明。そこで、ベルデホとは分けて、この品種だけのワインを造ることにした』と言う。自根のパロミノは樹齢100年以上、この土地の固有品種です。ぶどうは収穫時、入念に選果を行いながら手摘みされます。 もっとも、わずかだがベルデホも混醸する。発酵前に12～18時間の醸しを行い、圧搾。300リットルのフレンチオーク樽で発酵、フロールが発生するがそのままにして樽で12ヶ月、酸化熟成を行っている。その後ステンレスタンクに移し4か月間休ませた後にボトリング。軽くフィルターと清澄を行いますが、ワインの表情を活かすために安定化処理は行いません。そのためオリがみられることがありますが品質、味わいともに影響はありません。ワイン名はブルートからラス・エンビディアスとした。オレンジがかったアンバー色。香りにもオレンジのアロマ、ナッツ、塩味のようなミネラルさがあり、心地よいビターさも。キノコ、ナッツや穀物のようなコクがあり、ジュラのワインやシェリーのニュアンスを持つ。綺麗な酸味のアフターがお楽しみいただけます。 古木畑のこのワインもルエダDOではなく、カスティーリャ・イ・レオンの VdT だ。 ※ヴィノテーク No.466 (2018/9) 『真のベルデホとは』より抜粋 テクニカル・データ ワイン名 ラス・エンビディアス [2016] バルコ・デル・コルネタ Las Envidias 2016 Barco del Corneta 生産者 バルコ・デル・コルネタ Barco del Corneta 種類 白ワイン 輸入元 ワイナリー和泉屋 内容量 750ml 地域 スペイン / カスティーリャ・イ・レオン州 Spain / Castilla y Leon 産地 V.d.T カスティーリャ・イ・レオン V.d.T Castilla y Leon 葡萄品種 パロミノ（わずかにベルデホを混醸） アルコール度数 13.5％ サーヴィス温度 10℃～ おすすめグラス 　大振りブルゴーニュタイプ 備考 生産本数：1,033本

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