恐るべしドイツのピノ・ブラン。芳醇な味わい。 きれいな山吹色。シャルドネと間違えそうな豊かな香りが立ち上る。味わいにもボリュームがあり、果実が良く熟したことを示す。ボディがしっかりしていながら、重ったるさを感じさせないバランス。こんなに旨いピノ・ブランがドイツでできるなんて、やはり欧州は確実に温暖化しているのだろう。産地直送でコンディションも抜群であった。 vinicaでは紐付けできないあたりに、日本におけるドイツワイン軽視ぶりが見て取れるね。 上高地のじゅん菜と鱧のお椀、本アラの造り、見事な太刀魚の塩焼き、のどぐろの焼き浸しなどと楽しむ。

Pasteur