Sebastien Riffaultにて。こちらは貴腐化したブドウを50%使用しているそうです。 色調は濃い黄金色。 ソーテルヌの古酒のような蜜やバニラ、コンポートなどが渾然一体となった複雑な香りです。 味わいは辛口なのですがやはり蜜や黒糖の様なコクがあります。とにかく濃厚で力強いのですが、どこか優しいというか自然？な感じがあります。酸味はありつつも決してフレッシュな感じではなく、熟成による複雑味や円やかさからデザートワインに近い印象を受けます。 ビオディナミとは言え、もはやSancerreとは思えないワインになっています。非常に個性的な味わいなのでもしかしたら好みが別れるかもしれませんが、個人的には大好きです。

Takeru Saga