余市のグランクリュ、木村農園のピノノワール を使ったワイン。マサル選抜でより抜いたピノノワールは一反600キロの実をつけるという。 初めは、少し温度が高めかな？と思うところからスタートした。 マーマレードのような香りがトップノートにあり、クールクライメットらしいフレッシュな酸、種由来と思われる収斂み。まだ若いかな？と思ったが、少し時間を置くと、フレンチオークの豊かな香りが立ってきてとてもいい感じに。 余市のピノノワールやるな！と思った。 もう少し低い温度で飲みたい、と思い、温度を下げてみることに。 フランボワーズ、チェリー、プラムの香りが立ち、先ほどのマーマレードは後ろに隠れた。 温度を下げると収斂みがやや目立つ。種が完熟しきっていない、やや青いという印象。 醸造上の欠陥はなく、健全果を使ってとてもきれいに作られたワイン。

PINOKO