Zorzettig Refosco dal Peduncolo Rosso
ゾルゼッティグ レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ

Zorzettig Refosco dal Peduncolo Rosso 2019 Friuli Colli Orientali D.O.C. 最も高額に取引されると言われる品種のリボッラ・ジャッラを筆頭に今後も伝承されるであろうオレンジワインの産地。現代イタリア一の白ワイン名産地としてフリウリ=ヴェネチア ジューリア州をピックリストに上げる方は多いのかなと思います。 噂によると、この地域は隣国のスロヴェニア同様に約8割が白葡萄の栽培とのこと。しかしそんな地域でこそ輝く黒葡萄があると知り興味を持ったレフォスコ。 プラムにラズベリー 梅などの酸性果実を捉えたのは前回の感想。 ヴィンテージは同じく2019です。透明感があり深めのルビー色~しっかりと残る新鮮な酸味と乳化されて大人びた黒い果実感。スパイシーで渋みを伴うタンニンも立派です。 足さない引かないシンプルな全体像ですが、流行性のクラフトワインとはまた違ったネオクラシックな赤ワイン。ワインは気候や土壌や人の想いにより造られている部分が大きいですが、品質の安定感の良さは設備が充実した環境のワイナリーである証の一つ ♬

フリウリ、レフォスコ 2019 新鮮で張りのあるラズベリー、すもも、チェリーの果実味を軸にリコリスやクローブが絡むフレーバー。 生き生きとした新鮮で豊富な酸味が全体を引き締め、爽やかで冷涼感があるミディアムボディの赤ワイン。 洗練されてはいないが、いかにも地ブドウらしい個性豊かでオリジナリティ溢れる味わい。

Zorzettig Refosco dal Peduncolo Rosso D.O.C. Friuli Colli Orientali 2019 イタリア北東部ヴェネトからフリウリ、及びスロヴェニアで栽培されている地域固有種のレフォスコ。 Vt.2019、alc.13%、レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソ100%、80%をステンレスタンク、20%を中樽で熟成との事。 深い紫色を帯びたルビー色がグラスによっては明るい赤にも見えたりします。軽く、柔らかく、丸い酸味と「スモモ」「Ume=梅」「李」の果実感。 サラッとしたタンニンが大人っぽく、品が良く華奢なラインと小さな樽の心地良さも見逃したくはない重要素。 誰からも好かれる様な赤ワインらしい味わい。カジュアルなグラスならカジュアルに。 いつもよりちょっとだけエレガントなグラスを使うなら、よそ行きな気分を味わえる品の高い赤ワインでした♪ ※Zorzettig(ゾルゼッティジ) フリウリ地域では後発的生産者ですが、女性オーナーのエネルギーとスピード力で成功を収めた革新的なワインメーカー。土着品種の個性を引き出す事を重要視しており、リリースされるワインの全ては単一品種キュヴェ。彼等の持つキーワードは「品質、品質、品質」