Valori Vigna Sant' Angelo
ヴァロリ ヴィーニャ・サンタンジェロ

イタリア中東部のアブルッツォ州、ヴァロリ ヴィーニャ・サンタンジェロ2010をグラスで。モンテプルチャーノ100％。 色味は濃いルビー、香りは濃縮感あるプルーンにややブラックチェリー、バニラが豊かに香る。 飲み口も厚みある果実味に、柔らかいタンニンと酸味の、口当たり優しいまったりとした赤ワイン。

うまい、でも以前感じたほどではなかった、何故だろう。ボトルによって全く違うワイン用に異なる時もあるから、まぁこんなもんか。

2009年。間違いなく美味しい。今まで飲んだ中で一番。ただし、抜栓後30分は置いて欲しい。それだけで、あなたは、赤ワインの魅力の全てを味わうことができる。なんてね。 香りは、樽香由来のヴァニラ香、アルコール、レーズンとチョコレート。香りだけで、なんとも言えないバランスを感じる。味は、少し硬かったタンニンが溶けていきまろやかに、果実味、酸味、樽香が口に含んだとたん絶妙に来る。そこまで、カカオ押し、果実味押しではない。マラミエーロのインフェリを絶賛したが、それに比べて、エレガントさや、しなやかさを重視しているイメージ。より洗練された感じ。具体的には、果実味は、両ワインとも素晴らしいが、樽使いがこちらの方が上に感じる。ふくよかさとエレガントさを増して、より万人受けしそう。 価格も相まって、感動を通り越して、頭を抱えた。

凝縮していて美味しい。 一力、会社の先輩と立ち飲み。

熟成したイタリアワインって、余韻が深い。