Trois Origines
トロワ・オリジン

レ トロワ ゾリジン2009 そろそろボルドーの美味しい季節もスタート、なので大好きなドゥルノンクールの右岸を。 果実がしっかりと甘やか。開けるのは3本目？だけどこのワインはいつ飲んでも美味しい。

トロワ ゾリジン2009 Me80,CF15,CS5。ビオディナミ。 ドゥルノンクールが自身で手がけるシャトーのラストヴィンテージ。畑はラ・ゴムリーの傍とのこと(基本的に〇〇の隣とかってあまり関係ないと思っているが一応ファクトとして記載)。 一気に秋らしくなりワインの季節の到来。お気に入りのドゥルノンクールが手がけるサンテミリオンを抜栓。2008VTは何本か飲んだが2009VTは初。 当時大騒ぎされた2009VTのボルドーもとうとう8年目。強いVTということもあり、まだ色合いも若い。香りはカシスとバニラ。 飲むと2009VTということもあり、かなり凝縮している。まだやや固さはあるけど、時間をかけるとほぐれていく。まだ飲み頃までは時間がかかるかなという印象だけど、いまでも十分美味しい。

ボルドー サンテミリオン メルロー80%、カベフラ15%、カベソー5% 2009年 ブラックチェリー、ブルーベリー、バニラ、杉、インク、ロースト香。 一口目は「あれっ？」だったけど段々と開いて来るとスゴい。 液体に隙がなくてギュッと凝縮したベリー。 樽由来のクリーミーさとロースト感。 酸は程よくスパイスもアクセント。 パワフルだけどメルローらしく？タンニンのイガイガを意識しない感じ。 2日目はインキーさが増して更に濃ゆい感じに。 レーズンやエスプレッソ、鉄っぽいニュアンス。 都合5日かけて飲みましたが衰え知らず。 タフですね～♪

レ トロワ ゾリジン2008 ドゥルノンクールが自ら手がけるサンテミリオン。複数本飲んでいるのでテクニカルは省略。グラスはあえてブルゴーニュ型を。 2008VTのボルドーって中々評価をするのが難しい年だと思っていたが、今年に入り開けた2008VTはどれも開いていて美味しくて、ちょっと見直している。 これも美味しい。2008とはいえ、まだ熟成感とかブーケだとかは感じない。タンニンは滑らか。果実が十分に残っている段階で個人的にはこれぐらいが飲み頃。あと少し経つと一旦閉じてしまうような気がするので、今のうちに飲むのが吉だと思う。

シャトー レ トロワ ゾリジン2008 Me80, CF15, CS5。 コルクは上質で、まったく染みがない。 著名なワインコンサルタント、ドゥルノンクールがラ・ゴムリー近くの畑を借りて、２人の仲間と手がけるワイン。3人のモチーフがラベル、キャップシール、コルクにのっている。裏ラベルを見るとボルドーでは珍しいビオディナミ。 今年はちょっと自らの原点回帰じゃないが、ワイン飲み始めの頃に気に入ってよく飲んでいた右岸のワインを増やそうと思い、昨年末にいくつか購入した中のもの。右岸といえばドゥルノンクール。2008だし、関西系のインポーターなので保管温度も高く、そろそろ飲み頃に入ってても良いかなと思いチョイス。 ボルドーはこういうちょっとしたバックヴィンテージが手頃な値段で手に入るのが良い。ブルゴーニュだとまず物がないし、あったとしてもとんでもない値段なので外れるのが怖くて手が出ない。 香りはカシスに樽由来のバニラ、少し枯れ草のようなものも混じる。複雑で良い香り。 飲むと素晴らしい凝縮感。黒系果実、少しシダーのニュアンスもあり。タンニンは溶け込んでおり、柔らかさを感じる。メルロー主体だが、綺麗な酸と冷涼感もある。グラスの温度を上げると次第に開いていく。この季節の室温だと本領発揮には少し温度が低いか。 やっぱりドゥルノンクールのワインは美味しい。ちょうどショップもドゥルノンクールものを増やしてくれているので、その流れに乗って行こう。

味の移り変わりが早い、美味しい。