Torre dei Nanni I Contrari Rosso
トッレ・デイ・ナンニ イ・コントラリ

エミリアロマーニャ〜ん(@_@)ｷﾗｰﾝ！ バルベーラ80%、メルロー20% 木樽熟成は新樽と2年目半々？で18か月熟成 2010とは思えぬほどの若さを感じる外観。 紫を帯びた濃いチェリーレッドで軽く濁りがあり、輝きは低め。 完熟したラズベリーやチェリー、萎れたすみれの香りをメインに、クローブやアニス、レザーの香りが絡む。 香りの重心は低めで、ビオや土のニュアンスも感じられる。 アタックは強く辛口。 果実味はジューシーで厚みがあり、磨り潰した様なエキス感も感じられる。 酸味はしなやかだがとても豊富で、樽由来と種などに由来する強目のタンニンと共にストラクチャーを形成する。 タンニンの質は緻密かつ、丸みを帯びている。 中程度のアルコールのボリュームを持ちフルボディ寄り。 中盤より鰹節にも似たニュアンスの旨味がジワリ。 良い意味での雑味があり、複雑な風味を与える。 余韻は長め。 最後のかなり濁ったオリ混じりの部分も美味しく飲める。 洗練されたワインではないが、ナチュラルな旨味と強さを持つ。 しっかりとした酸味とタンニンの構成に支えられた味わいには、熟成による発展も期待できる。 恐らく、酸化防止剤は使用されていても極わずか、野生酵母、無濾過であると思われる。 インポーターの情報ではヴァンナチュールだとは一言も言ってないが、そのカテゴリーに入るワインだと思う。 イル・トラミテの代表の方とは仲良しだが、僕らにとっては無添加とかどうでも良く、飲んで旨ければそれで良いのだ。