Tetramythos Retsina Amphore Nature
テトラミソス レッツィーナ アンフォラ ナチュール

2021 テトラミソス　レッツィーナ　アンフォラ　ナチュール　アエヤリア　アノ・ディアコプト/ギリシア 月曜日のワイン。 娘氏のつくってくれた鶏軟骨と菜の花のリガトーニ、鰆の焼き霜造りに合わせて、ロディティス100%のレッツィーナと。 しかも、このレッツィーナ、アンフォラ発酵&熟成を経たものです。 レッツィーナは、松脂で風味付けされたギリシア独特のワイン。 vinica民の皆さんなら、知識としては良くご存じのワインですが、どう考えてもヤバそうな組み合わせにビビって、意外と飲んだことのある方は少ないかも知れません。 実は、私もvinicaへの投稿は僅かに1回のみ。 独特過ぎるほど独特な風味なので、一度試して、以後ノー・サンキューの方もいらっしゃるとも思います。 ただ、このワイン、そんな「レッツィーナ嫌い（？）」の方にこそオススメしたい、素晴らしいレッツィーナです。 外観は輝くライトゴールド。非常に透明感があり光沢の強い見た目。 醸造の初期段階で、アンフォラの中で果汁を5～7日間スキンコンタクトさせ、野生酵母で発酵させるとのこと。 いわゆるオレンジワインに分類されるワインですが、ロディティスという品種が（白でも黒でもない）グリ系のぶどうであるため、色合いも濃いめのように思います。 香りは、オレンジ系やアンフォラ熟成の定番、アプリコット！ 次いで、グレープフルーツやレモンのような柑橘系、黄桃、花梨など黄果実、フレッシュなミントやローズマリーのようなハーブ、コリアンダーシードや生姜などのスパイスなど、意外に爽やかで複雑です。 口に含むと、さらに意外な円やかさ、柔らかさに、少し驚きます(笑) 基本ドライで、ミネラリー、ある種の冷涼感を感じる味わいですが、クセの強さをまったく感じない優しいテイストです。 松脂の風味は、スパイス的というよりはハーブ的な効き方で、とても爽やかな余韻を生み出しているようにすら思われます。 何か過剰なところが一切感じられない、とても整った味わい。 オリーブオイルと黒胡椒を効かせた鶏肉に合うのはもちろん、小麦粉の旨味を噛み締めながらいただくショートパスタそのものに、これほどピッタリなワインは他にないかも知れません。 加えて、山葵の刺激も、実に見事に受け止めてくれます。 たまたまなのか、必然なのか、晩ごはんとの組み合わせも、悶絶レベルの素晴らしいものでした。 これはホントにオススメですよ！

出張の夜の一人飲み@cave de kiki(富山市) ② ﾃﾄﾗﾐｿｽ ﾚｯﾃｨｰﾅ ｱﾝﾌｫﾗ ﾅﾁｭｰﾙ 一軒目で日本酒を散々飲んできたのでここに辿り着いた時にはかなり酔っ払っていて、ﾜｲﾝの記憶が、、、

アンフォラ