Tenuta Viglione Sellato Primitivo
テヌータ・ヴィリオーネ セッラート プリミティーヴォ

イタリア南端のプーリア州、テヌータ・ヴィリオーネ セッラート プリミティーヴォ2019。プリミティーヴォ100%。 色味はガーネット、香りはブルーベリーのバランスに熟したプルーンのニュアンス、クローブのスパイス香とロースト感のある樽香。 飲み口は厚みある口当たり、濃縮感ある果実味にやさしいタンニン、酸味はバランスよく爽やかに味わいの輪郭を彩る。 プーリアのプリミティーヴォDOCといえばプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアが真っ先に思いつくが、もう一つプリミティーヴォ主体のDOCであるジョイア・デル・コッレのワイン。 ジョイア・デル・コッレは標高350m程のやや小高い標高になり、そのためか香りの要素や強い濃縮感は同じだが、マンドゥーリアと比較すると酸味がややはっきりとしており、濃ゆいがするすると入る。 プリミティーヴォとしてはミッドレンジの価格帯で、コスパ良い傑作ワイン。

開けたてはあふれる果実味で甘さを感じる。飲み疲れる感じ。2日目は果実味が落ち着いてバランス良く。グリル野菜、ステーキと。

標高450m、「高地のプリミティーヴォ」 チェリー、腐葉土やタバコの葉にスパイシーな香りも広がる。口当たりは柔らかく、タニックで熟した果実感も良い 今まで飲んだプリミティーヴォの中でも突出した性能を感じる