Schiavenza Barbera d'Alba
スキアヴェンツァ バルベーラ・ダルバ

バルベーラ祭り！：その132 2017 スキアヴェンツァ バルベーラ・ダルバ　ピエモンテ/イタリア ほぼ1ヶ月ぶり、久しぶりのバルベーラです。 このワイン、snow☆さんとワイン・エクスチェンジ、つまりワインの交換でいただいたバルベーラです。 わざわざ私の飲んだことのないバルベーラを探してくださり、しかもvinicaでは初紐！ ありがたや、ありがたや…。 スキアヴェンツァは、環境に優しい自然農法と伝統的な醸造で、ごく限られた量のバローロとバローロを名乗ることができるのに敢えて名乗らないネッビオーロ、そしてドルチェットとバルベーラを年間で42000本のみ生産している作り手。 バルベーラ・ダルバはモンフォルテ・ダルバ村のペルノ畑の葡萄のみを使用して作られているそうです。 外観は深みのある濃いガーネット。ラルムの顕れ方が尋常ではない美しさで、王冠を逆さにしたような整ったフォルムが、グラスのそこかしこに出現します。 グラスに鼻を近づけると、スミレの花とチェリーのシロップ漬けのような特徴的かつ官能的なバルベーラの香り。 次いで、クランベリーのような赤く酸味の強いベリー、ブルーベリーやブラックベリー、カシスのような黒い果実、プルーンのようなドライフルーツ、下ろしたての革、アニスや八角のようなスパイス、カカオ、エスプレッソ、チョーク、鉄、タール、ヨードなど、多様な香りの要素が湧き上がってきます。 口に含むと先ず酸味(笑) バルベーラらしいキレイな伸びのある酸、凝縮感のある強い果実味、そして濃厚な…いや濃厚すぎる旨み。 とてもドライで、複雑な風味としっかりした骨格、厳格な構造を持ったワインのように思います。 少し、黒糖やドライフルーツのようなニュアンスもあり、エチケッタのどこにも書いてありませんが、もしかして陰干しのぶどうを一部使ったワインでしょうか？ そのくらいソリッド感のある歯応えのあるワインですが、重さはなく軽やかな味わい。 最初に感じたキレイな酸とキレのあるミネラルの要素がワインの重心を高めに保っているように思います。 余韻は長く、良いワインにつきもののミルキーなニュアンス、最後の最後にずっと隠れていたタンニンが姿を見せて、口の中全体をキュッと引き締め、快い苦味を残します。 美味しいですね♫ やはりバルベーラは大好きです♡ そしてこのスキアヴェンツァ、素晴らしい作り手ですね♪ snow☆さん、素晴らしいワインを体験する機会をいただき、誠にありがとうございました\(//∇//)\