Sant'Or Santameriana
サントール サンタメリアナ

ギリシャ、品種はサンタメリアナ。自然派らしい素朴な印象。でもなんだかイタリアのようなリラックスを誘引するような作りではないのが不思議なところ。イタリアほどのテキトーさ、鷹揚さにまで思いきれていない感じ。三千円出すのかといえばリピートはあるまい。

サントールのサンタメリアナ このワインで語るべきはシンプルに品種。サンタメリアナはこのサントール・ワイナリーが復活させ、彼らだけが栽培されていた時期もあったという超マイナーな品種。アカイアのサンタメリ村で造られている品種で、フィロキセラ以降に植え替えられて絶滅の危機に瀕していたとされます。 明るいイエロー。グレープフルーツ、アプリコット、アスパラガス、蜂蜜。 シトラス系の華やかな果実味と酸味を持ったワイン。印象としてはソーヴィニョン・ブランに近いタイプ。抜栓初日に小さめの白ワイン用グラスで飲むと非常に安っぽい味わいに感じましたが、2日目に冷やしてブルゴーニュグラスに変えると一気に印象が良くなりました。