Ridge Monte Bello 2004
リッジ モンテ・ベロ

米仏飲み比べ。 こちらはリッジ モンテベロ 2004。 外観はこちらの方が若い(若干ルビーの残るガーネット)。 香りもかなり近いがほんのり暖かさを感じる。 ボディの厚みはこちらが上。 まさかカリフォルニアでこんなフランスっぽい感じになるとはびっくり！ ポテンシャルは完全にこちらに軍配あり。

香りはややボルドーを感じさせるものの、ボルドーらしい癖は無い。 味わいもスケールの大きさを感じさせないものの、緻密で引き締まった印象に。 非常に上品で完璧なバランスのワイン。 飾り気にない余裕を感じさせる侍のイメージ。

2004年カリフォルニアの赤。 カベルネ76％、メルロー8％、後はプティヴェルド、カベルネフラン。 カリフォルニア、カベルネ主体とは思えない、想像を越えたおもしろいワインでした。

カリフォルニアの最高のワイン生産者にあげられるリッジのフラグシップの赤ワイン、モンテ・ベロ。 1976年パリ事件ではカリフォルニア代表、そして2006年に開催されたパリ事件30周年イベントでは見事優勝した、いわば伝説のワイン。 恵比寿で試飲。 自分の中で猛烈に前評判が高すぎてちょっと拍子抜けしたワイン。 チェリーの香りが素晴らしく、タンニンはそれほど強くない。 フランスワインは単品でもそれなりに楽しめるものが多いが、あめりかわいんはやはり料理と合わせないと真価を発揮できないように感じた。 文化の違いか私の舌のせいか。