味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Ridge Estate Chardonnay 2010 |
---|---|
生産地 | USA > California |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White Wine |
2018/01/09
(2010)
銘醸畑モンテベロで作られるシャルドネ。 どんなワインにも言えることかもしれないが、特にシャルドネのような作り方でいかようにもなる品種のワインに関しては好き嫌いの要素が大きく、評価が非常に分かれる。 ブルゴーニュラヴァーがこのワインについて語る内容を想像するのは容易いし、「カリフォルニア」という1つのイメージを持っている方の先入観に基づく印象もまたしかり。 好き嫌いというのは非常に大切な要素なので、それで城壁を建てられたとするならばそれを陥落させるのは不可能に近い。けれどもオープンマインドなインターフェイスがあればこのワインの魅力は伝わりやすいと思う。 まず入ってくる情報はヴァニラ感の強いアロマ。そして豊富な果実味。甘いと表現されることも多いかとは思うが、味わい自体は決して甘くはない。完熟したであろう果実の糖はきっちりとアルコールへと変化している印象がある。 土壌はワインにミネラルを与えないという理論が流行りの様だが、個人的にはその考え方には否定的だ。土壌の種類や状態が微生物の環境を左右し、その微生物がブドウに非常に大きな影響を与えるはずだと思っているからだ。オーストラリアが政府のバックアップでワインと微生物に関する研究を進めているが、その成果が上がることを心待ちにしている。 このワインにはチョーク系のミネラルも感じるし塩味系のミネラルも感じる。 シャブリのグランクリュでしっかりと樽を効かせたタイプのものと系統は似ているように思う。 よく出来たシャルドネの1つのタイプ、パワーとエレガンスがしっかりと共存しているというスタイルは非常に魅力的。 個人的な好みとしては、もう少し抑制の効いたスタイルが望ましいが、それは好き嫌いの話。このワインのクオリティは間違いなく非常にハイレベル。
2016/10/01
(2010)
2015/06/18
(2010)
2013/12/14
(2010)