味わい |
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香り |
ワイン名 | Rall Cinsault Blanc |
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生産地 | South Africa > Western Cape > Coastal Region > Wellington |
生産者 | |
品種 | Cinsault Blanc (サンソー・ブラン) |
スタイル | White Wine |
2024/01/29
(2018)
浜の真砂は尽きるとも世に珍品の種は尽きまじ 月曜日なので禁酒日ですが、久しぶりに心踊る珍品を入手したので週末を待ちきれずに軽く飲みます(笑) VINICA ではこの品種のポストはこれ1つのみで、多分他にはないのではないかという唯一無二のワインがこちら。 ラール サンソー・ブラン・ウエリントン 2018 サンソーとピノ・ノワールの交配種、ピノ・タージュを産んだ南アフリカのワイン。 サンソー・グリの突然変異種というサンソー・ブラン。 という事でサンソー・グリについても調べたのですが、こちらは殆ど情報無しで、サンソー・グリを使っているワインも見つけられません。 VINICA の品種検索にもサンソー・ブランはあるけどグリはない等、謎は深まるばかりです。 宿題にしてワインをいただきましょう。 グレーの蝋キャップ。 天然コルクは少し長め。 気のせいか、赤みも窺える濃いゴールドの色合い。 温度低めなので最初はあまり香りませんが、桃、杏、花梨の甘い香り。 味わいにも香りと同じ甘い果実味に豊富な酸味があって好み(^_^) 比較的軽やかかと思いますけど、凝縮感があり、次第に膨らんでゆくボリュームもあるので『これは結構アルコール度数高めか?』とエチケットを見直すと何と11.5%と低めΣ( ゚Д゚) ヴィンテージから6年目に入るとはいえ、熟成感がそこそこあるのはこのアルコール度数も一因かも知れませんし、アンフォラ発酵の為もあるかも知れません。 軽く2杯でやめて明日のお楽しみに。 3~4日かけて飲みたいと思います。 【1/30 2日目】 概ね初日と同じ香味ですが、より熟成感が増して少し味わいが大人しくなった印象。 グラス2杯分程残して明日のお楽しみに。 【ショップ情報】 2008年に若いドノヴァン・ラール氏が西ケープ州の中でも、カルトワインのメッカであるスワートランドに設立し運営しているワイナリーで、年産僅か6000本です。手造りの赤白ワイン 1種類ずつを地中海ブレンドで、極めてユニークで限りなく古い畑のブドウを使用し、極上のワインを少量造ることがモットーです。 ブドウは、スワートランドやステレンボッシュのブドウ生産者と密接に仕事をし、適切に熟しバランスがとれた果実を確保することを重要視しています。畑を選択するにあたって最も大 切な要素は、土壌の質とブドウの樹齢です。現在のところ、この2つのワインには主にスワートランドの10か所の畑のブドウを使用しています。白には花崗岩ベース、赤には片岩ベースの 畑です。彼のポリシーである不干渉主義でワインを造るに当たって最も大切なことは、収量が少なく成長のバランスがよいブドウを選ぶことです。こうしたブドウは、補酸もせず、天然 酵母のみ使用して造られます。 サンソー・ブラン種はサンソー・グリ種が突然変異を起こしたもので、かつてはブランデー用として用いられており、現在南アフリカで唯一の畑(0.2ha)からのワインです。 手摘み収穫、アンフォラ発酵。 桃、青リンゴ、プラムの香りとナッティーなニュアンス。 しっかりとした骨格。
2023/05/15
(2018)
クラウドファンディングの返礼品となっていた【Cage Wine 2023 Harvest 報告会】に参加してきました。 佐藤圭史さん自身が自らワインをサーブしつつ(もともとソムリエですし)、ワインの説明などもしてくれるという企画です。 2本目。 Rall Cinsault Blanc せっかくなので、ということで南アの面白いところを紹介したいということでご自身のものではないワインもお持ちになっていました。 サンソーに「ブラン」があるのか、という新鮮な驚き(そりゃあるでしょうけど)。 サンソーはとても濃いぃので、ブランだとどうなんだろ?と思いながらいただきました。 輝きがあるイエローゴールドの色調。 香りは、洋ナシ、白桃にサンダルウッド、アーモンド。樽がしっかりと香っており、シャルドネっぽさを感じます。 やはり樽がきいているのですが、穏やかさを感じる味わいで、酸はありつつやや抑制的。シャルドネっぽさがありますが、シャルドネよりもなお控え目なイメージ。 酸のレベルが少々違いますが、アリゴテっぽい感じでしょうか。 樽がキレイに入っている美味しいワインでした。