味わい |
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香り |
ワイン名 | Raúl Pérez Albarin Valdevimbre Limited Edition |
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生産地 | Spain > Inland Region > Castilla y León |
生産者 | |
品種 | Albarín Blanco (アルバリン・ブランコ) |
スタイル | White Wine |
2020/08/04
(2006)
価格:7,000円 ~ 9,999円(ボトル / ショップ)
2006 ラウル・ペレス・リミテッド・エディションズ アルバリン・バルデビンブレ カスティーリャ・イ・レオン/ スペイン 月曜日にいただいたワイン。 PMOと初遭遇?(苦笑) 娘と2人で晩ごはんを準備して、ミニ鮑のレモン・バター&ワイン蒸しと、ラム肉とナスとピーマン&シメジのバジル風味炒めに合わせて開けたワインです。 一緒に飲んだ麦茶と見分けのつかない濃いイエロー、いや淡めのアンバー⁉︎ 通常の白ワインのつくりであれば、明らかに異常をきたしたワインでしょうが…PMO?マセラシオンを経たオレンジワイン?それとも産膜酵母を使って意図的に酸化熟成を促したワイン? 可能性は、この3つぐらいに絞られます。 ただ、同じラウル・ペレス作のアルバリンを以前、飲んだことがありますが、あちらも、とても濃いゴールドのワインでした。 通常の熟成という第4の可能性も捨てきれません…。 そうそう、アルバリンは絶滅寸前まで生産が落ち込んだことのあるカスティーリャ・イ・レオン州の固有種の白ぶどう。 以前いただいた時は、熟成したプルゴーニュのように感じましたが、このワインの生産者、ラウル・ペレスによれば、シュナン・ブランに似ているかな?だそうです。 バルデビンブレは生産地になりますが、D.O.の取得はなくヴィノ・デ・メサ、テーブル・ワイン扱いとなります。 ワインに戻ります。 香りは…最初にアプローチした次男が、「シェリーっぽくて美味しいよ!」。 あぁ、やっぱりPMOでしたか…⁉︎ え、美味しいのッ⁇ 香りは確かにシェリーのニュアンス。そして、よく熟した赤リンゴをカットして1時間ぐらい放置した時のような、果実香+酸化した鉄の香り。そして香ばしいナッツやドライ・フィグ&微かに豆(笑) ああ、これは産膜酵母系のワインですね♪ 実は、買うときにあまり意識しないで買ってしまったのですが、ショップの情報をよく読み直してみると、「イベリコ半島北部の土着葡萄で主にレオン県で栽培される。レオン県の南部にある樹齢80年以上の畑に植わる葡萄を使用。光の入らない洞窟で5年以上の樽熟成をされます。熟成はフロールの下で行われます」と、ちゃんと書いてあるじゃないですか∑(゚Д゚) 口に含むと、とてもドライで旨みの塊りのような歯応えのある味わい。斬れ味のよいミネラル!これも硬質でガリガリ音が聴こえそうなレベル。微かに塩味、そして鉄。 小学校低学年の頃、風邪や発熱した時、すり下ろしたリンゴ(酸化して赤くなったヤツ)をスプーンで食べていた記憶が蘇る味わい(ただし甘さはない)です。 時間が経つと、どんどんスモーキーさが増し、かなり薫製っぽい風味が際立ってきて、実にユニークです。 味わいにもリンゴ感が強く出ていて、シェリーやジュラの親戚筋とは明らかに違う個性を感じます。 たまたま偶然ですが、ラム肉の独特の風味に実に良く合いますし、ミニ鮑の少し苦みを伴うミネラル感やバターの風味にバッチリですね♫ これは料理もワインも進みまっする(๑˃̵ᴗ˂̵) 当初のPMO疑惑が吹っ飛んだせいもあり、あっという間に消滅しました(苦笑) あぁ、もっと大切に飲めばよかった…(>_<)