味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Pittnauer Blaufränkisch Dogma |
---|---|
生産地 | Austria |
生産者 | |
品種 | Blaufränkisch (ブラウフレンキッシュ) |
スタイル | Red Wine |
2018/11/06
(2016)
『No.405 この味でこの価格はバランス悪い』 昔から映画が好きで、良く映画館に見に行っていた。独身の頃、比較的日帰りの出張が多い職場におり、ちょっとでも時間があれば、映画館に足を運んでいた。特に福岡のシネテリエ天神とかシネリーブル博多(今はもうない)、そして今でも現役のKBCシネマ。まぁ、今では中々見れなくなったが。 そんな、映画にドはまりしていた頃、デンマークで始まった、ドグマ95なる映画運動。純潔の誓いなるものがあって、全部は憶えていないが、撮影はスタジオを使わず、ロケのみとか、手持ちカメラのみで撮影することや、照明やフィルター等は一切使用しない…みたいないわゆる、ハリウッドの派手な映画に対抗して…というヤツ。僕も何本か見たのだが、正直見づらいんだよねぇ。スタジオを使わず…ってのはまぁ無くはないし、それはいいんだけど、手持ちカメラのみの映像ってのが実に長時間見てるとしんどくなってくる…というかだんだん酔ってくるし、照明もないとなると、これまた素人のホームビデオを見てるような感じ。 なぜそんな話してんの?という問いもあると思うが、本日のワインは正にドグマと名のついた一本。しかもドグマ95の思想をモチーフにした一本。楽しみのような、ちょっと怖いような。 そんな今夜は… ・ハンバーグステーキ ・レタスとチーズのスクランブルエッグ ・野菜スープ ・ご飯 といった具合。そして今夜はオーストリアのピットナウアーのブラウフレンキッシュ・ドグマの2016年をお供にしようかと。名前の通りブラウフレンキッシュ100%のミディアム・ボディとのこと。さてさて香りの方からクンクンと…ふんわりとではあるが、葡萄や黒果実系の果実香が感じられるかな。そして一口...まず前面に来るのは、香り通りの葡萄や葡萄の皮、ブルーベリーのような果実の香り、そして少しだけ土っぽいニュアンス。酸味は比較的穏やか。渋味は控えめ。 ミディアムボディということもあって、スルスルと入っていく...と言いたいとこだが、喉に入るときにちょっとイガイガ感が感じられるなぁ。そして飲み進めると、味わいに雑味というかなんかバラバラ感が否めなくなってくる。 いろんな意味で惜しいなぁと思うわけで。あとこのワイン、価格と味わいのバランスが悪い気がする。このワインがせめて2,000円台ならまだいいんだけど、買った価格が4,500円ってのは、ちょっとふっかけ過ぎな気がするんだよなぁ。 よって今回は星3つ半。あくまで主観だけど、価格と味わいが全然不釣り合い。 以上。