味わい |
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香り |
ワイン名 | Pierre Olivier Bonhomme Aligoté |
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生産地 | France |
生産者 | |
品種 | Aligoté (アリゴテ) |
スタイル | White Wine |
2023/09/25
8 otto 池ノ上
2023/08/10
(2022)
1100本目のポストは初紐候補の珍品アリゴテ。 「該当するワインは見つかりませんでした」(VINICAの検索結果) 簡単に言うとロワールのアリゴテなのですが、今のところVINICA にはロワール産のアリゴテのポストは1つもないようです。 これは試さない訳にはいきません(笑) →認定されました。 【紐付け一番乗り】106件目です(^_^)v ピエール・オリヴィエ・ボノーム ヴァン・ド・フランス・アリゴテ2022 ロワールのアペラシオンでは認められていないアリゴテなのでヴァン・ド・フランスになります。 エチケットによればアルコール度数13.61% って、小数点2桁の表示は初めて見たかも(笑) 几帳面なのでしょうか。 ボトルを眺めるとノンフィルターという事で若いワインながら細かい澱があります。 クラウディーな少し黄色が濃いめのぺールイエローの外観はシルヴァン・パタイユに似ている印象。 レモン、シトラスの香りですが、口に含むと最初に洋梨や白桃のような果実の甘味を感じ、続けて香りと同様なレモン、シトラスの酸味が追いかけてきます。 最初は少し厚みがあるようで、一瞬、パタイユの畑名付きのアリゴテに近いような印象でしたが、飲み続けるとそこまでではなく、果実味厚めではあるものの、最近のトレンドと比較するとスレンダーでスッキリしたアリゴテのように思います。 半分残して明日のお楽しみに。 【8/11 2日目】 2日目は少しスパイシーな香りも感じます。 酸味もありますが、白桃等天然水的な甘味が出てきて、ブルゴーニュのアリゴテとは一味違うような印象。 【ショップ情報】 現オーナーのピエール・オリヴィエ・ボノームは、2004年、弱冠18歳の時にル・クロ・デュ・テュエ=ブッフの収穫に参加したのをきっかけにワインの世界に入る。その時はまだ学生で、ワインの知識もなく、収穫に参加した理由もお金を稼ぐことが目的だった。だが、作業の飲み込みが早く判断力があり、力持ちであった彼は、ティエリ・ピュズラ才能を見いだされ、ティエリから共同経営者を前提にネゴシアンにスカウトされる。快諾したボノームは2006年から2008年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリのネゴシアンで経験を積む。2009年、彼は3haの畑を所有、それを機にティエリもネゴシアンの名前をティエリ・ピュズラからピュズラ=ボノームに変更し共同経営をスタート。2011年、ボノームはさらに3haの畑を所有し徐々に拡大を図る。同時に、ティエリはこの頃からボノームにネゴシアンの仕事を全て任せ、彼自身はル・クロ・デュ・テュエ=ブッフに専念し始める。2014年末、ティエリが正式にネゴシアン事業から離れ、ピエール=オリヴィエ・ボノームが100%経営を引継ぎ現在に至る。 樹齢: 43年 土壌: 粘土質・石灰質 マセラシオン: なし 醗酵: 自然酵母で2ヶ月 熟成: 228L古樽で6ヶ月 アルコール度:13.61 % 本邦初リリースとなるアリゴテ。 2018年から買いブドウ生産者としてお世話になっているブリュノ・レディスとの4年の交渉の末ようやく手に入れることができた。 ボノーム曰く、昨今の気候変動の中温暖化に対応する品種として、酸のあるアリゴテはブリュノ・レディスの所有するどの品種よりも興味があったそうだ。 出来上がったワインはアルコール度数が13.6%もあり、酸のあるアリゴテとは思えないボリューム感がある! それでいて柱となるチョーキーなミネラルと酸が全体にきれいに溶け込んでいて重心が低く、ワインにまとまりがある! ブラインドだと当たり年のブルゴーニュ・ボーヌ・ブランを彷彿させるパワフルさと繊細さを兼ね備えた逸品だ! 色合いは透明感のあるレモンイエロー。 レモン、シトラス、白い花の香り。 ワインはピュアかつフルーティーで透明感のある芳醇なエキスに厚みがあり、線の細い酸、滋味深く洗練されたミネラルがきれいに溶け込 む! 収穫日は9月18日。収量は一部雹の被害に遭った割に35hL/haとそこそこ取れた。 買いブドウはビオブドウ栽培者ブリュノ・レディスから。 残糖は0.9g/L。SO2は瓶詰前のスーティラージュ時に10mg/L添加。ノンフィルター。 【その他】 今年のお盆は仕事の関係で4日程しか休みがとれないので、その前後は交代で休みをとる事として、私は本日から5連休(^_^) いつもならもっと早い時刻に飲み始めるところですが、妻が超忙しい書き入れ時前のお休みで、娘も帰省しているので、気を遣って少し遅めに飲み始めました。 とは言え、午後4時過ぎには飲みましたけど(笑)
2023/09/14