Ornellaia 2018 La Grazia
オルネッライア ラ・グラジア

3.38

3件

Ornellaia 2018 La Grazia(オルネッライア ラ・グラジア)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • ブラックベリー
  • プルーン
  • アニス
  • なめし皮
  • 木樽
  • 白コショウ
  • タバコの葉

基本情報

ワイン名Ornellaia 2018 La Grazia
生産地Italy > Toscana
生産者
品種Merlot (メルロ), Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Cabernet Franc (カベルネ・フラン), Petit Verdot (プティ・ヴェルド)
スタイルRed Wine

口コミ3

  • 4.0

    2023/11/25

    (2018)

    テヌータ・デル・オルネッライアの、オルネッライア、2018vt.です。 3大ボルゲリ(あと2つはサッシカイアとグラッタマッコ)水平飲み比べ、1本目です。 実はオルネッライアは3rdレーベルしか頂いたことなく、きょうは初めて白と2nd、そして1stです。 ボルゲリはいわゆるスーパータスカンの元祖、サッシカイアが生まれた地です。1963年に戦後復興をワインを上手く活用したフランスを倣い、イタリアにDOC法が出来て原産地呼称を法的に管理しました。まぁ、神戸牛やら大間鮪やら南高梅やら、名称はブランドの信用の証ですから、これは大切なことです。 しかし、ラテンの血がそれで治れば、フェラーリやランボルギーニなどという車は生まれません。「ウマけりゃそんなの関係ねー」ということで、原産地呼称など気にせず、VdT(テーブルワイン)格のままでこだわりのワインを作ります。サッシカイアは、ボルドーワイン好きのマリオ・インチーザさんが、シャトー・ラフィットから譲ってもらった苗をボルゲリの地に植えて、ボルドースタイルのワインを自家用に作り始めたのがスタートです。 代が変わり「更に良いワインを」と、親類のアンティノリのエノロゴ、ジャコモ・タキスを迎え入れて研鑽の末、とうとう1978年のデキャンター誌のブラインドテストで有数のシャトーを抑えて一躍世界トップのワインに。 一方、トスカーナといえばサンジョヴェーゼ。これもリカーゾリ配合を超えるサンジョヴェーゼ100%にこだわる造り手も台頭し、これらが総称してスーパータスカンと呼ばれ、世界に羽ばたいていくのです。 また、1977年に銀行員だったピエルマリオが、ワイン造りを志し、ボルゲリの地でグラッタマッコを興す。「成功に倣うべし」としたグラッタマッコは、サッシカイアに教えを請い、腕を上げていく。グラッタマッコには、いまだその当時にサッシカイアから譲り受けた「始まりのティネッロ(発酵槽)」と呼ばれる古い木樽が現役で使用され、サッシカイアへのリスペクトを忘れぬようにしている。 そして、サッシカイアで活躍したジャコモ・タキスは、アンティノリに戻り、オルネッライアを造る。 そしてボルゲリという地域が盛り上がっていく。 私は、ワインは好きですが、ワインにまつわるこういう逸話も大好物です。飲んだらすぐに記憶から飛ぶんですけどね、、(汗) しかしイタリアワインにおける、アンティノリの影響は、本当にすごいですね。 2018vt.は、メルロー50、カベルネS42、カベルネF5、プティV3 %のブレンド。まだ若いながら、サーブ1時間前の抜栓で素晴らしい香りが立ち上がる。 黒い果実に干無花果、軽いカカオに甘いタバコ様のアロマに、甘いスパイスのエロティックな香り。パウダリーな雰囲気が、香りからも感じ取れます。 口に含むと、柔らかながらボリュームのある、真空管アンプで大音量でクラシックを聴くような、なんとも成熟した丸みのあるインパクト。 まだまだ若いのになぁ、、、。ジンワリふんわりとした味わいの中に、非常に細やかでパウダリー、そして軽く甘さを感じるタンニン。最初からフィニッシュまで一貫した味わいが長く続く。単調とも言えるけど、心地よいサビはずっと聴いてても飽きないのである。 なるほど、コレがオルネッライアですね。美味しかったです。

    オルネッライア ラ・グラジア(2018)
  • 0.0

    2022/01/12

    (2018)

    価格:39,600円(ボトル / ショップ)

    オルネッライア ラ・グラジア(2018)
  • 2.5

    2021/11/25

    オルネッライア ラ・グラジア