1962年、山梨県甲州市旧奥野田地区に、地元農家がブドウを持ち寄ってブドウ酒を造る醸造場として誕生。1989年、当時グレイスワイナリーの生産管理者だった中村雅量(現オーナー)が、26歳の若さで独立してこの醸造場を受け継ぎ、現在の奥野田葡萄酒醸造株式会社(奥野田ワイナリー)のスタートを切る。「ワイン造りは質の高い葡萄から」という基本に立ち返り、栽培学を一から学んだ上で、本格的なワイン用ブドウ品種の栽培を手掛けるため、1998年「農業生産法人 有限会社夢郷葡萄研究所」を設立。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、デラウェアといったブドウの栽培と、そのブドウを使ったワインの製造という両輪で事業を展開している。糖度の高い高品質なブドウを用いて造られる。素材の持つ味わいを生かしたワインは、海外からも高く評価されている。