Monte da Penha Reserva Tinto
モンテ・ダ・ペーニャ レゼルヴァ ティント

プルーン、黒ブドウ、ココアなどのしっとりした香り。よく熟して滑らかになっていても枯れたところは感じさせない。非常に舌触りがよく、うっとりとする。タンニンは溶け込んでおり、味の縁にあるスパイシーさと余韻で感じる酸味が全体にメリハリを与えている。秋を通り越して急に冬めいてきた今の時期にちょうどいい。 時間が経って温度が上がると、たまり醤油のようなコクのある香りとチリパウダーのような少し刺激のある香りが出てきた。これは和食ともよく合うだろう。魚の煮付けなんてどうだろう。 サーモンの刺身と好相性。脂が繋いでいるのかな。鯛やメバチマグロはサーモンより淡白なのでそこまでマッチはしない。 六日目。冷えてしまっているので本領発揮とはいかないが、紅茶に通ずるタンニンが繊細で、かつ華やかな印象を与える。キメの細かい粉のようなタンニンが全体に溶け込んでおり舌を柔らかく撫でる。 十日目。さすがに熟成による枯れた印象が感じられるものの味わいの中心はまだ十分に詰まっている。味わいの奥に胡椒やアーモンドの風味。余韻も長く上品で、飲む者の心を落ち着かせる。また巡り合えたら買って熟成させたい。

店長不在のワインバー④ しばらくお客さんも入って来ず、マスターと二人で話し込んでると、どうも普段ワインとかは飲んでいなさそうな、いい感じに出来上がったおじいさん3人組が入ってきた。 お？ どうやらその中のお一人が、もひとつの方のお店に行ったことがあるらしい。 いい感じに出来上がってはいるけど、騒いだり絡んだりするような感じの方々ではなく、ゴルフ帰りかなぁ、と言った感じ。 その内の一人のお爺さん（若かったらすんません）が、 ここはねぇ、キャンティが美味しいんだよー。 キャンティってワインがあってさ、飲んでみなよ。 とお仲間に勧めてる。 マスターは無反応（笑）。 マスター、今日キャンティある？この間美味しかったからさ、この二人にも飲ませてやって。 えーっと…お店の感じがスナックっぽくなってきた…。 ハイ。とマスター。 お、さすが塩とは言え客商売。 で、出したのがさっき自分が飲んだプロドットーリ。 え？それキャンティじゃ…。 イタリアです。試飲されますか？ これ、この間のキャンティ？ 違います。 （多分、「この間のキャンティ」も覚えてないハズ。） …以下余白…。 お爺さん困惑した顔をしながらも、 こ、今回、試飲はいいや。コレ３つね。 ハイ。 …以下余白…。 マスターと顔見知りを気取ってみたところの、この塩対応。 お仲間の手前、最後まで頑張ってみたけど動揺は隠せない。急になんか他の話をお仲間に振り始めた。 ちーん。 心中お察しいたします…。 しかし明日は我が身、今日無事でいられたことに感謝せな。ってなんの店、ここ。 で、締めにもう一回赤。 お好きだと思いますよ。 と、出してくれたのがポルトガル。 モンテ ダ ペーニャ ティント レゼルヴァ アレンテージョ 2005 トリンカデイラ55、アラゴネス25、アリカント ブーシェ18、モレト2 こ、コレはブドウ品種⁈全くわからん。 アリカントって、グルナッシュ？くらい。 少し濁りのある黒味がかった赤むらさき。 少しだけ漬物、と言うか紫蘇の塩漬けみたいな酸味のある発酵の香り。 そこからひやっとする涼しげな感じと桐のタンス。 もうあんまり良くは覚えてないけど、好きな感じに間違いない。すげ。 飲んでみると、結構深みのある黒果実。でもそれが重くなりすぎないように、酸味とミネラルがバランスを取ってる。 甘いスパイス、うーんリコリスとか甘草みたいな甘い葉っぱの味。後に残る感じが軽やかで安心する。 その日飲んだどの赤ワインも、味わいはそれぞれ違うのにグラスに残った香りはどれも高級なガム（笑）的な粘質性のある甘い印象。不思議〜。 最後、お店奢りで一口モンドール。 温度管理完璧。 まったりと蕩ける食感にミルクの甘味、熟成の酸味と旨味に塩味と苦味もあって、味の要素がギュっと詰まってる。 至福です、ありがとうございます。 さ、もうすっかりマスターに話しかけるのを諦めたおじいさんたちを置いて帰りますよ。 挫けないでね、お爺さん（若かったらほんますんません）。

リピワイン✨ ポルトガルの熟成赤(^^)♡ そうそう♡ この漢方系の複雑な香り…♡ 前回飲んだ時に、驚いたことを思い出します✨ リコリス、クローブ、フェンネルのような。。 少し、こもった雰囲気の煙草、、 熟成由来なのか、紅茶のニュアンスも感じます(^^)♪ 味わいは、やや閉じているのか 渋み・酸味を感じる部分がありました。 前回は1日で飲みきったのですが、 今回は、1日目に半分飲んで、冷蔵庫で二晩保管、 3日目に残りの半分をいただきました。 なんと、3日目には、さらに美味しくなってました✨ 味わいの角が取れてまろやかになり、 甘みや果実味が開いてきて、ふくよかな印象に…！ 香りには、熟したカシスやブラックチェリー、 わずかに、カカオのニュアンスが加わって 少し、若返ったような表情を感じられました(^^)♪ …再リピ確定✨笑 後半は、お出かけした日の寄り道、 お洒落な収穫体験型農園(^^)♪ 6枚目のお写真、何を表しているのか考えること5秒。。 なるほど、それぞれの作物が収穫できる時期ですね✨

もう一本開けよう！と言って 取り出してくれたのは、意外な一品… 16年熟成のポルトガル赤✨ 彼が先に飲み始めて、"ボルドーグラスが良い"と 言うので、ボルドーグラスに注いでいただきました♪ かなり熟成感のあるお色…♡ (3枚目お写真、手前がボジョレー、奥がこちら) 香りを嗅ぐと、 「おぉ〜✨これは、いい！！」 思わず笑っちゃうほど、良い香り(^^)♪ (↑既に酔っ払いww) ブルゴーニュグラスに注いでいたものも少し 嗅がせていただきましたが、少しぼやける印象で、 ボルドーグラスの方がこちらのワインの 魅力を引き出してくれることがよくわかりました！ 紅茶、ローリエ、少しのりんご、それから、 クミンやナツメグ、ホワイトペッパーのスパイス…？ すーごく、ボリュームのある香り✨ 口に含むと、ややアルコール感が先行した後に 煮出したアールグレイのようなタンニンがありつつ、 舌にこびりつくような重さは全く無くて…。 荒々しかったであろうこのワインが 熟成の期間を経て、身体に馴染みやすい軽さに なった？だろうな、と想像できる一本(^^)♪ ポルトガルのワインなのに、 何度もスペインワインって言い間違えちゃうし、 ポルトガル語も、土着品種の葡萄品種も、 ポルトガルの場所も(?)わかりませんでしたが、 (「いや、場所は分かってなきゃダメ」と 怒られましたがww) 美味しいワインでした✨ この日の夜ご飯は、グラタン。。 おばあちゃんが、市の貸し農園で育てて栽培した バターナッツかぼちゃをくれたので、使ってみました♪ 美味しかった(^^)✨ お食事中の白は、先週末の残り。。 樽香が馴染んで、良い感じでした♡ 食後のおつまみは、 リッツとカマンベールとフルムダンベール。。 ポルトガルのちょい古酒、 さすがにそこの方は澱だらけで飲めませんでした(^^;) これは、レベルの高い一本だったと思います✨ その後、「〆シャンしていい？」と聞かれたので 「私は明日お休みだから、ご自由に…」と答えて 〆シャンをすることに。。 ザルト4脚とリーデル 2脚… 翌休日にグラスを洗うのが、寧ろ楽しかったですww

なんだけ不思議と昆布出汁？のような旨味がじわーっと来る。香りには磯のようなニュアンスもあるし。 ポルチーニリゾットいい感じ。しっとりしてるから尚更好相性。熟成しているんだけど枯れた感じより、全体のしっとりした感じがある。 やはり磯のような香りがする。佃煮的な感じで不思議。熟成した赤の香りでこういうのが出るときもある。沿岸のワイナリーなのかな？

ここから辛いけど笑。ポストします。

2003年