味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Mayer Bloody Hill Villages Rouge 2022 |
---|---|
生産地 | Australia > Victoria > Yarra Valley |
生産者 | |
品種 | Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Shiraz (シラーズ) |
スタイル | Red Wine |
2024/01/13
(2022)
価格:~ 999円(グラス / ショップ)
2022 メイヤー ブラッディ・ヒル ヴィラージュ・ルージュ ヤラ・ヴァレー ヴィクトリア/オーストラリア 火曜日のワイン。道草ワイン・その2 今年最初、久しぶりの道草。席に着いた途端にラスト・オーダーという慌ただしさで、パッと目についたオーストラリアの白ワインと赤ワインを1杯ずつ注文しました。 赤の方も、2品種ブレンドのヤラ・ヴァレー産のワイン。 作り手のメイヤーは、カルトな人気のピノ・ノワールやシャルドネで知られる生産者。エノテカが扱い始めたのを知った時は、正直言って驚きました。 こちらの「ブラッディ・ヒル」は、少しカジュアルなラインになるようですが、物騒な名前(「とんでもない丘」の意)の由来は、見た目は美しいのに、ぶどう畑が位置する、栽培に困難をきたすような急斜面の丘にあるようです。 ただ、それだけ手をかけて初めて得られる、高品質なぶどうによるワインという、彼らのプライドがあらわれた名前なのでしょう。 ワインは、コールドストリームの畑で育てられたカベルネ・ソーヴィニヨン50%、ヤラ・グレンの畑で収穫されたシラーズ50%によるブレンド。 いかにもニューワールドらしい品種構成のワインです。 濃く強いパワフルなワインが想像されますが、いただいてみると意外にエレガント。 繊細な酸を連想するレッドカラントやジューシーなラズベリー、熟したカシスやブラックベリーの赤黒ミックスのベリー香にオレンジ・ピールのヒント、そしてミントやヴァニラが高圧縮で配合された樽のニュアンスが印象的です。 果実味のメリハリが素晴らしく、爽やかな酸と適度なタンニンが効いた、パーフェクトなバランスの味わいだと思います。 個人的には、樽の効きが強過ぎる印象で、それさえなければ100%私の好みなんですが…。 ピュアな果実味の、若さが弾けるような味わいは、今飲んでも美味しいですが、私としては、熟成させて樽のニュアンスが落ち着いた頃に再会したいかな?と思ったワインでした。