味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Mas Jullien Terrasses du Larzac |
---|---|
生産地 | France > Languedoc-Roussillon > Languedoc > Terrasses du Larzac |
生産者 | |
品種 | Carignan (カリニャン), Mourvèdre (ムールヴェードル), Syrah (シラー) |
スタイル | Red Wine |
2024/12/22
(2015)
価格:5,000円 ~ 6,999円(ボトル / ショップ)
2015 マス・ジュリアン カルラン テラス・デュ・ラルザック・ルージュ ラングドック・ルーション/フランス 日曜日のワイン。 先日、おつかいものを探す時に見つけてしまった、オー・ボン・ヴュータンの「テリーヌ・アマッチ /Terrine AMATXI(ピスタチオ入り豚肉と鳥レバーのテリーヌ)」。 ご覧の通り、陶器製のテリーヌ型に組み込まれた物欲をめちゃくちゃ唆る逸品なのですが、この質量に対して、「えっ?」 と驚くようなリーズナブルプライスで、私の購買欲に刺さりまくり…。 逡巡の末、結局ポチッてしまったのですが、かなり時間差を置いて、ほぼ忘れていた頃に、わが家に届きました。 この日は、すき焼き風のワンパン料理と芋焼酎のお湯割りで、サクッと晩ごはんを済ませて、テリーヌの方は大河ドラマの最終回を観ながら、南仏の赤ワインを飲みながら、ワシワシいただきました。 合わせていただいたのは、ラングドックのカリスマ的存在であるオリヴィエ・ジュリアンが手がける、「入手困難」系のワイン。 …だそうなんですが、恵比寿のワインショップの「ラス1木箱」に、30%オフのシール付きで売られていましたので、入手が困難すぎると、そこに価値を見い出す人も少なくなる、ということでしょうか? 外観は、凝縮感の強い、濃いガーネット。 ぱっと見はボルドーみたいなんですが、香りもボルドーっぽいですね⁉︎ グラスからは、カシスやブラックベリーなどの黒果実が支配的な中に、差し色のようにラズベリーやサクランボの赤果実が配された、熟した果実香。 熟成感がしっかり出始めていますが、「ムンムン」という感じではなく、とても洗練されていて、複雑かつ上品で抑制的です。 ラングドックといわれて、条件反射的に香りを探してしまうガリグのニュアンスは見当たらず、ハーブに関しては爽やかなミントを感じます。 熟成したボルドーみたいな、シダーやスーボワもしっかり香り、ブラインドで香りを嗅いだら、収穫から10年ぐらいの、ちょっと良いメドック?と勘違いしてしまいそうです。 口に含むと、とてもドライで、キレのある酸による清涼感、しっかり効いたタンニンが印象的です♪ ただ、無闇に渋いというわけではなく、緻密なタンニン越しに、ジューシーな果実の旨みをたっぷり含んだ味わいが理解できました! こういう充実した旨みは、やはりラングドックっぽいなと納得させられますが、特有のスパイシーさがほとんど感じられないので、シラー比率が低くて、カリニャンやグルナッシュ中心のワインかな?と、推測しましたが、WEB情報では、品種はグルナッシュ、カリニャン、サンソー、シラーとありましたので、当たらずとも遠からず、というところでしょうか(笑) それにしてもサンソーは、まったく意識の外、想定外でしたね…。 少し大河ドラマのことに触れておくと、今回の大河は、NHK➕の力も借りて、1度も欠かさず最初から最後まで観た、初めての大河ドラマになりました。 戦闘シーンがほとんどないかわりに、人間の心の表裏を、小さなヒダや疵、綻びに至るまで丁寧に掬い上げ、それぞれの場面に応じて深い意味を込めて設計した素晴らしい映像(衣装や小道具、大道具などを含む)と、さまざまな含意と伏線を張り巡らせた、職人的にして芸術的なセリフのやりとりなどを通して描ききった、個人的には、過去最高の大河ドラマであったと思います。 特に、ドラマの中で象徴的に描かれる「月」の用い方が、実際の月の満ち欠けと見事に連動していることに気が付いて、本当に驚嘆しました。 ここまで緻密にリアルの世界と、画面の中のフィクションの世界、そして過去と現在を、月という、誰でも何処からでも確認できる自然現象を使ってリンクさせたドラマは、前代未聞と言って良いのではないか?と思います。 ちなみに、最終回の12月15日は、今年最後の満月、「コールドムーン」の夜で、「月のドラマ」の大団円に相応しい、素晴らしい満月が明るく光り輝いていました。 ワインを飲みながら、明るく大きな満月を楽しんでいたら、もしかして、このドラマは、最終回のオンエアに合わせて昇る満月からの逆算で、すべての構成が決まったのではないか? などと、穿ち過ぎの考えが頭をよぎりました(苦笑) ※最後の画像は同日夕方、田端駅路上から北東の方角に昇った満月の画像です。写真ではわかりにくいですが、とても低い空に巨大な月が浮かんでいる感じで、信号待ちの車の中から思わずフロントグラス越しに撮影してしまいました。
2020/06/25
(2016)
☆2.85 渋っ。 甘さ、凝縮感は程々。 冷えてた方が好み。 ハイマッキー、チェリーの香り。
2023/07/27
(2008)
2017/11/08
(2014)
2017/11/04
(2014)
2016/02/29
(2009)