19世紀末に創設されたルモワスネ社は、ボーヌの町に本拠を構える。前当主であったローラン・ルモワスネは同社の事業発展に尽力する傍ら、その卓越したテイスティングの能力を買われ、フランス最大のワインショップチェーン「ニコラ」のクルテイエを長年に渡り務めた。2005年にアメリカの資産家、エドワード・ミルシュテインへ経営を譲る。彼はワインの収集家として名高く、ルモワスネ社の伝統を引き継いでゆく事に意欲を燃やしている。また、副社長としてルイ・ジャド社で重役を務めたベルナール・ルポルトを迎え、彼に実際の経営を任せている。醸造部門では若く有能な女性、クロディー・ジョバール(ジョセフ・ドルーアン社の醸造責任者を長年務めたロランス・ジョバール女史の娘にあたる。) を醸造責任者として迎えている。 現在、ルモワスネ社では「飲み頃のブルゴーニュを提供してゆく」昔ながらの伝統と、品質向上へ繋がる最新技術への取組みとの両立に日々励んでいる。「コメント提供:株式会社 AmZ」