味わい |
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香り |
ワイン名 | Maculan Acininobili |
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生産地 | Italy > Veneto |
生産者 | |
品種 | Vespaiolo (ヴェスパイオーロ) |
スタイル | White Wine |
2022/12/13
(1996)
iri さん、おめでとう&ありがとう✨ ブレガンツェ ヴェネトの極甘口ワイン 詳しいテイスティングコメントはiriさんが書かれているので省略m(__)m 買った当時は恐らく5000円もしなかったでしょう。 26年の年月を経て恐ろしいほどの発展を遂げたワインでした。 僕の経験した中でも1、2を争う甘口ワインです。 ちなみに今のところ僕の甘口の一番はディケムの2005です。 そのくらい凄いワインでしたm(__)m
2022/12/13
(1996)
1996 マクラン DOCブレガンツェ トルコラート・リゼルヴァ アチニノビリ ブレガンツェ ヴェネト/イタリア(375ml) 還暦記念家族飲み会@Da Masa・その4 土曜日のワイン。 先日迎えた誕生日で、めでたく干支がひと回りとなりました。連れ合いも同い年ですので、夫婦揃ってW還暦ですww お祝いの家族飲み会(4名)を、先週も伺ったばかりですが、西荻の巨匠のお店で開くことにしました。 4本目は、おそらくイタリア最高、世界でもトップクラスの極甘口のワイン。 生産量が非常に少なく、ほとんど知る人のないワインですが、私はこのヴェスパイオーロ100%のアチニノビリが大好きなんです。 ヴェスパイオーロはヴェネトの固有品種で、完熟したぶどうの甘い香りに群がるヴェスパ(スズメバチ)が名前の由来とされています。 このヴェスパイオーロを4ヶ月ほど陰干しして糖度を上げ、極甘口に仕上げたワインがトルコラート。 これは「絞る」という意味のTorcereから派生した名前といわれています。 このトルコラートをつくる過程で、4〜5ヶ月目ぐらいに貴腐菌が付くことがあるらしいのですが、そのぶどうを粒選りして、貴腐ぶどう100%でつくられたワインがアチニノビリです。 その後、新樽のバリックで2年ほど熟成させてからリリースされますので、経年の浅い、若いアチニノビリは非常にロースト香とヴァニラ香が強いワインでした。 この名前に込められた意味は、アチニが「粒」で、ノービリは「貴い」なので、本当にそのまんまの命名ですね(笑) アチニノビリはマクランの独自名称なので、公の呼称はトルコラート・リゼルヴァとなるようです。 外観は、強い赤みを帯びた、アンバーに近いオレンジで、めちゃくちゃ熟成感のある色味。 「メイラード反応」という言葉を思い出せなくて、思わずマサさんに訊いてしまいました(苦笑) そのぐらい、アミノ酸と糖の化合による、旨味の強さと香ばしさが予測される見た目です。 香りは、ドライアプリコット、蜂蜜、オレンジピール、甘いスパイス、蜜蝋、ケミカルな貴腐香、黄色の花、焦がしバター、新樽由来と思われるヴァニラなど、非常に複雑です。 少しお醤油のようなニュアンスもありますね。 口に含むと、モーレツな甘さです。しかし、それに見合った酸も感じ、甘さだけのワインではないですね♪ 半年近い陰干し期間でも、そして貴腐菌が付いても失われずに保たれた、ピュアな果実味が確実な存在感を示しています。 そのことと相反するようですが、ワインづくりの過程で、どんどん加わった複雑さが、同時に反映された味わいでもあります。 自然の賜物としての風味と、人工の極致としてのニュアンスが、相半ばするような素晴らしいバランス。 さらに面白いことに、このワインの味わい、フルーツ主体→ミネラル中心→スパイス支配と、時間の経過に合わせてガラリと局面が変化します。 手を替え品を替え、あらゆる方法で自らに刻印された「時間」を飲み手に意識させ、楽しませてくれる素晴らしいワインなのではないでしょうか? 「還暦」という時間の循環をお祝いする宴に相応しいワインでした。 さて、楽しい家族飲みもここで時間となりました。 この日いただいたワイン全てが記憶に残る素晴らしい美味しさで、本当に満足です。 面倒くさいワインのサーブを引き受け、一緒に楽しんでくださったマサさんはじめ、Da Masaのお店の皆さんにも心からの感謝を!
2016/12/23
(1998)
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