味わい |
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香り |
ワイン名 | Les Clos Perdus L'Extreme Rouge |
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生産地 | France > Languedoc-Roussillon |
生産者 | |
品種 | Grenache (グルナッシュ), Syrah (シラー) |
スタイル | Red Wine |
2022/11/17
(2020)
仏ラングドック、レ・クロ・ペルデュの「2020 レクストリーム・ルージュ」です。 紫がかった赤色の色調。 香りにはストロベリーとチェリーに、スミレと少しの硫黄。 味わいの果実は赤系果実。 凝縮した果実味と豊かな酸味。 渋みは控えめながらしっかりと感じます。 濃厚という程ではないものの、アルコールも豊かに感じてボリューム高め。 一口めから、果実の力を感じました。 奥から湧き上がるような感覚。 沸き上がって広がり、これから何が始まるんだろうという期待感。 広がった中にあったのは、緻密で繊細な構成要素。 舌の上で広がりながらも、きっちりと繊維のように形を保っています。 還元が果実味がマスキングしきれないでいます。 それが解けた時を楽しみにゆっくりと飲み進め、その雲が晴れた時に感じたのは純粋さ。 真っ直ぐこちらの目を見て語りかけてくるような、素直な味わい。 南仏という、ブドウが熟しやすくボリュームも高くなり易い土地にあって、その特性を残したままこんなにも繊細で緻密なワインを造る。 本当に凄い。 と、散々褒めたのですが… 二日目になって還元も解消したとたんに、果実味が躊躇なく広がるようになりました。 ちょっと節操が無いw もう少しお行儀良くしなさいと言いたくなるような。 でもそれもまた微笑ましいのです。