味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Le Due Terre Schioppettino |
---|---|
生産地 | Italy > Friuli-Venezia Giulia |
生産者 | |
品種 | Schioppettino (スキオッペッティーノ) |
スタイル | Red Wine |
2023/06/19
(2010)
2010 レ・デュエ・テッレ フリウリ・コッリ・オリエンターリ・スキオペッティーノ フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア/イタリア Aくん生誕1年&Y夫妻結婚20周年のお祝い会・ワインその7 7本目は、Sちゃんから。 実は、これも私と彼女の思い出がらみのワインで、3番目のチンチナートが飲めなかった場合のリザーバーとして持ってきたワイン。 Sちゃんさん(尊敬の意)は、かつて私の下でフリーランスとして仕事を始め、その後、目覚ましい仕事ぶりで頭角を現し、素晴らしいプロフェッショナルのキャリアを築いた人。 そんな彼女にワインを手ほどきしたのは私で間違いありませんが、仕事同様、モーレツな情熱でその道を邁進して、今や、私如きでは影も踏めないほど、ワインの経験値を上げまくったスゴイ人です。 私が職場を異動して、直接仕事での関係がなくなってからは、いちばんの飲み友達になりました(笑) そんな2人で、今はなき目白の凄いイタリアワインのお店に行った時、たまたま注文したボトルが品切れで、残念ながら飲めなかったワインがあったのですが、それがこのスキオペッティーノの赤だったのです。 その時頼んだのは、モスキオーニという、強烈に尖ったワインをつくる作り手さんで、その前の来店時にたまたま私は飲んでいたので、飲めなかったワインの記憶を彼女に伝えたんだと思います。 もはや記憶が曖昧ですが、多分、そんな些細なことがキッカケとなり、フリウリの土着品種が彼女の心に刻まれて、このワインをリザーバーとして選んでくれたようです…。 1976のラ・ターシュの直後という、どんなワインを持ってきても霞んでしまいそうなシチュエーションで、敢えて開けようよ!との彼女の主張には、どうしても「伝えたい気持ち」が込められていたのですね。 持参したすべてのワインに、相手の琴線に触れる数字やスペックや、共有する小さな思い出の断片まで忍ばせてくる、非常にきめ細かな心配り! 仕事では、どんな相手でも懐深くまで飛び込んで、心を開かせてしまう天才的な「人たらし」ですが、いやあ、なるほどなるほど…そりゃそうなりますね(笑) 参りました。 ワインは、適切かつ十分な熟成を経た良い飲み頃。適度に美化された、素晴らしい記憶とともに、美味しくいただきました。 以上、持ち込みワイン計7本。コンディションの差はそこそこありましたが、すべて美味しくいただきました。