Laurent Lebled T'As Les Bulles
ローラン・ルブレ タ・レ・ビュル

『No.979 しっかり骨格、ゴリゴリミネラル、でも優しげ』 一昨日の話。 また一つ年を取ってしまった。あぁ、また棺桶に近づいてきたなぁ…なんて思ったりもするのだが、家族から祝ってもらうとそれはとても嬉しいもので。 妻と娘で盛大に(はたから見たらささやかかもしれんけど)祝ってもらった。もう少し頑張ろう…と思える一日であった。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・ローストビーフ ・ヤンソンの誘惑 ・タコとトマトとアボカドのサラダ ・パエリア風炊き込みご飯 あぁ、ありがとう。大好物ばかりだ。そしてフランスのローラン・ルブレのタ・レ・ビュル2015年をお供に。本当は他のものを…と思ったのだが、直前にこれに変更。せっかくだから好きな作り手の飲みたいな…なんて。エチケットもすでに秀逸。ムニュ・ピノ100％の発泡モノ。これでいきましょうかね！ 慎重に王冠を開け(吹きこぼれ無し)、グラスに注ぐ。強めの泡と共に飴色の液体が…色合い的にビールじゃん。この手にありがちな濁りはほぼなくクリアな色あい。香りの方は…の前に、ついついグッと飲んじゃう…あ、美味い。この選択で間違いなかった。うん、美味しい。ちなみに香りの方は…少し柑橘…うん、そんな感じ。飲んでみて思うのは、力強い見た目にたがわぬ、骨格のしっかりした液体の作り。ともすれば少しガサツな…でもないか。骨格のしっかりさと共にゴリゴリなミネラル感、キュッと口元をすぼめたくなっちゃうキュートな酸味と果実味。昭和のグレープフルーツのような甘苦さ。そして遠くの方で感じる香ばしさ。ナッツというよりはトースト的な。 今回ローストビーフは、わさび醤油とカイワレ大根とマヨネーズを和えて食べたのだが、どちらとも相性抜群！タコとトマトとアボカドのサラダとも相性良すぎて止まらない。そして今回のMVP的な相性の良さは、ヤンソンだったわけで。じゃがいもや玉ねぎの香ばしさやほの甘さ、アンチョビの塩気とまぁよく合うじゃございませんか。 飲み進めていくうちに、アフターに感じる紅茶的ニュアンスに酔いどれてしまった次第。いやぁ、とても美味しかった！ごちそうさまでした！

山飲での一本 タ・レ・ビュル '15 ローラン・ルブレ めちゃンマい！ 熟成泡！