Las Medallas de Argüeso Manzanilla Fina
ラス・メダージャス・デ・アルグエソアルグエソ マンサニージャ フィナ

2.75

3件

Las Medallas de Argüeso Manzanilla Fina(ラス・メダージャス・デ・アルグエソアルグエソ マンサニージャ フィナ)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り

    基本情報

    ワイン名Las Medallas de Argüeso Manzanilla Fina
    生産地Spain > Southern Region > Andalucía > Jerez-Xérès-Sherry y Manzanilla-Sanlúcar de Barremeda
    生産者
    品種Palomino (パロミノ)
    スタイルFortified Wine

    口コミ3

    • 2.5

      2025/05/19

      価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)

      NV エレデロス・デ・アルグエソ 1822 フィノ ヘレス アンダルシア/スペイン 月曜日、5月の満月(フラワームーン)の夜に開けたワイン。 正確を期せば、2025年5月の満月は、5月13日(火)の1時56分だったそうですから、日付的には13日が「満月の日」ということになります。 従って、普通の時間(20時ぐらい?)の夜空に上がったお月様に関しては、12日でも13日でも少しずつ欠けた状態というわけですが、同じ時間同士で比べれば、12日のお月様の方が、より真ん丸に近いという道理ですね♪ 先週末に、途轍もない飲み会(アリクロ会)を体験したばかりで、身体が普通のワインに順応しなさそう…極辛口のフィノでワインに対応する官能器官(鼻と口)をリセットしようと思います。 アルグエソ社のシェリーをいただくのは初めてです。 「1822」は、2016年からボトリングを始めた、同社のハイレンジシリーズの名称で、アルグエソ社の創業年を指しているとか。 そして、その年から修理・修復を重ね、200年以上経った現在でも使われ続けている(‼︎‼︎)熟成樽に由来した名前だそうです! こちらのパロミノ種100%によるフィノは約10年の熟成期間。 件(くだん)の樽はソレラシステムに組み込まれているそうですから、最後の仕上げに200年超の時を重ねたフレーバーがたっぷりと詰まっていることでしょう♪ さて、目の前のワインは、明るく輝くイエローゴールド。透明感があってワインそのものが発光しているような見た目です。 フィノ独特の、揮発性の尖った香りが鼻腔の嗅覚をチクチク刺激する感じ。 香ばしいローストナッツや白い花、チョークや白い石のようなミネラル、レモンピールやベルガモットのような柑橘のニュアンスもありますね⁉︎ 口に含むと、「あたり」は滑らかですが、非常に強いドライネスを感じ、シャープな酸の余韻が長く続きます。 やはり、極辛口のシェリーです。 長い熟成期間を経ても、なおクッキリとエッジの立った産膜酵母(フロール)の痕跡、酸化熟成によるナッティな香ばしさなど、とても複雑な風味に、狙い通り、舌が洗われるようです(笑) このシェリーを飲んでいると、漆黒の夜空に浮かぶ、冴え冴えとした月のような心象風景が目の前に広がります。 手を伸ばせば届きそうな近さに見えるのに、どこまで追いかけても遠ざかり続ける月のように、このフィノの味わいにも、理解できそうで、どこまで行っても理解が追いつかない広がりと深さがあります。 そんな、取り止めもないことを考えながら、ポリポリとナッツをつまみ、シェリーを飲んでいると、鼻や舌がどうにかニュートラルな状態に戻ってきたかな?という気分になりました(苦笑) 実は、満月の夜にお勧めしたいものがもうひとつあって、それは、このフィノを飲みながら聴いている、ミシェル・ンデゲオチェロ/Meshell Ndegeocelloという、アフリカンアメリカンのシンガー/ソングライターのアルバムです。 彼女が1999年にリリースした3rdアルバム、『ビター/Bitter』 がそれです。 「完璧な音楽」というものがあるのかどうか? よくわかりませんが、あるとすれば、こんなアルバムだろうな…というのが、私の、この作品に対する掛け値なしの評価。 音数は少なくゆったりとしたグルーヴを効かせ、アコースティックなギターやストリングスを効果的に使いながら、彼女の声の有機的な響きを最大限に活かした「歌もの」の作品です。 1曲目の「Adam」からラストの「Grace」に至るまで、旧約聖書的な神話構造さえ持っていて(10曲目にちゃんと「Eve」という曲あり!)、どこにも欠けがなく余剰もない、満月のような完璧なフォルムの音楽。 低めのしっとりしたウィスパリング・ヴォイスは、ビロードのような滑らかな質感で、耳元で囁いているような距離感かと思えば、遠い彼岸から途切れ途切れに聴こえてくるようでもあり、正しく、全集中で傾聴すべき歌声です。 この素晴らしいアルバム、当然ながら、満月の夜に合わせたフィノとも良く合います。 こちらも是非✨

      ラス・メダージャス・デ・アルグエソアルグエソ マンサニージャ フィナ
    • 3.0

      2023/03/06

      ラス・メダージャス・デ・アルグエソアルグエソ マンサニージャ フィナ
    • 2.5

      2022/06/21

      ラス・メダージャス・デ・アルグエソアルグエソ マンサニージャ フィナ