味わい |
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香り |
ワイン名 | L'Ecole No 41 Semillon Columbia Valley 2014 |
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生産地 | USA > Washington > Columbia Valley |
生産者 | |
品種 | Sémillon (セミヨン), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン) |
スタイル | White Wine |
2016/12/24
(2014)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
お講座 アメリカ編 なぜにセミヨン!なぞなセミヨン! 濃いめの黄色。 粘性たんまり。 始め香りがしぃんと…温度と時間で開いてきます。あんず、グレープフルーツ、青草、はちみつ、白い花、ミルキーなキャラメルも。 口に含むと柑橘の苦味。果実感はあんずと柑橘。酸はまろやか、アルコールからくるふくよかボディ。アフターにアルコールの焼け付く感じがほのかに。 セミヨン主体なのに、ソービニヨンブランの主張しっかり。 恐ろしや、ソービニヨンブランちゃん。
2016/09/19
(2014)
価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)
2014 レコールNo.41 セミヨン コロンビア・ヴァレー ワシントン/USA 雨の音を聴いているうちに、なぜかジョスカン・デ・プレの「ミサ・パンジェ・リングァ」を聴きたくなり、CDを引っ張り出し聴き始めました。 普段は、陽の高いうちはアルコールをとらないのですが、太陽も出ていないので、まあ良いかと、同時に飲み始めたのが、ワシントンのセミヨン。 音楽の方は、ルネサンス期につくられた「いざ歌え、わが舌よ(パンジェ・リングァ)」で始まるグレゴリオ聖歌を最初に置いて、その聖歌の旋律を多様にパラフレーズしながら、繰り返し多声で展開していく、循環ミサ曲形式の傑作です。 CDは1986年に録音された、タリス・スコラーズのギメル盤です。本当に言葉では言い表せないほど素晴らしい、歴史的、驚異的、人類遺産的な名盤。 そんな素晴らしい音楽を聴きながらいただくワインも、また素晴らしいものでした。 実は、このワインを抜栓したのは一昨日の夜中。戯れに始めた「シャルドネ世界選手権U2500」をやっている真っ最中に、比較参照用として開けたのですが、シャルドネの飲み過ぎで評価不能となり、冷蔵庫に放ったらかしとなっていたワインです。 外観は明るいイエローで、照り、清澄度は高く、粘性もやや高め。全体に若い印象。 香りは、レモン、グレープフルーツの柑橘類、洋ナシ、花梨、アプリコット。白い花や、コリアンダーの爽やかな風味、香木やハチミツも香り、とても複雑なフレーバーのあるワインです。 口に含むと、かなり強めのアタック! とてもよく熟した柑橘系、特に分担の皮のような旨味のある爽やかな苦味、とてもキメの細かい酸味、アルコールのボリューム感を感じますが、全体はなめらかで、調和のとれた味わいです。 少しオイリーなタッチで、見た目以上に粘性が強く、軽い収斂性もあり、微かに塩味まで感じます。口に含んだワインを飲み込んだ後に口を開くと、舌と口蓋の間にヌチャ〜と糸を引きそうな、トロットロなテクスチャーです‼︎ ワインの様々な要素が、厳かな主題によって美しく変奏し、ハーモニーを奏でているような錯覚を覚えます。まさに、“舌よ歌え”と唆されているようなワインです!(強引・笑) このワインはセミヨン80%ソーヴィニヨン・ブラン20%という構成ですが、普段、セミヨン中心の辛口ワインを飲む機会がない身には、貴重な経験でした。ソーテルヌの高貴なワインが、なぜセミヨンからつくられのか?その秘密の一端が理解できた気がします(あくまでも気分ですが…)。
2017/01/23
(2014)
2016/10/25
(2014)