Julie et Toby Bainbridge Cuvée Crush
トビー・ベインブリッジ キュヴェ・クラッシュ

『No.1102    気さくでユーモラス』 【クラッシュ/2020年】 トビー・ベインブリッジ/フランス・ロワール ・グロローノワール100％   合わせた夕飯 ・ハンバーグステーキ(トップバリュー) ・パエリア風炊き込みご飯 ・フレンチドレッシング添えのグリーンサラダ 王冠を開け、グラスに注ぐ。淡く鮮やかなルビー色。もうロゼのよう。フワッとベリー系のチャーミングな果実香。ネガティブな要素はほぼない。 さらりとした液体感。一口飲むと、キュキュッと口元をすぼめる酸味。そしてジューシーな果実味。コリっとしたミネラリーな要素。ストレスなく喉元を過ぎていく。この一連の流れさすがの一言。 アルコール9.5％とだいぶ低めで、ガツンと来る飲み応えは乏しいかもしれないが、コリっとしたミネラル感のお陰か、ただのジューシーなワインにとどまらず、しっかり感は演出できているのでは…と思ったり。 まずハンバーグとの相性はなかなか良し。ソースは同封してあったポン酢っぽいものだったのも良かったのかな。野菜の添え物にもまた良し。食中酒的なワインが好きな自分に、このワインはとても良い。シンプルでどことなく気さくでユーモラスな雰囲気のトビー・ベインブリッジのワインは僕は好きだな。 パエリア風の炊き込みご飯にももちろん合う。すごく合う。嬉しい。 妻も美味しいとゴクゴクで、一本空けちゃいました。ごちそうさまでした！

アウトドアで楽しむことを想定して造られたキュヴェ。 カルシウム豊富なシルト土壌に植えられた樹齢40年のグロローを機械摘みで収穫、除梗し、3日間のマセレーション。ステンレスタンクで発酵し、ファイバー製タンクで3か月熟成の後瓶詰しています。 イチゴやクランベリーの実をそのままクラッシュしたような、鮮烈でフレッシュな果実の香りに、野生の花の控えめなフローラルさが加わり、更には胡椒のほのかな香りも湧き出てきます。 野イチゴや赤いリンゴのようなフルーツのニュアンスが非常に軽やかな仕上がりで、スモモのジュースをそのまま飲んでいるかの様。飲んでいる最中にプリッとした果実の弾けるニュアンスも感じられ、冷やし目で飲み進めると、つい1本飲み切ってしまうほどです。 若干ピリピリとしたガスを感じますが、逆にフレッシュさや爽快感が増した感じを実感できると思います。アルコール度数も低く非常に軽やかで、まさに屋外で楽しむのに最適なワインです。

酸っぱかった！ 食事と一緒なら良いけれど、ワイン飲みでは辛い。。 アルコール度数も低くてスルスル飲めると期待したけれど、なんとかやっと消費しました(-｡-;