Jean Boillot & Fils Volnay 1er Cru Les Fremiets
ジャン・ボワイヨ・エ・フィス ヴォルネイ プルミエ・クリュ レ・フレミエ

3.50

1件

Jean Boillot & Fils Volnay 1er Cru Les Fremiets(ジャン・ボワイヨ・エ・フィス ヴォルネイ プルミエ・クリュ レ・フレミエ)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • カシス
  • ブラックベリー
  • 黒コショウ

基本情報

ワイン名Jean Boillot & Fils Volnay 1er Cru Les Fremiets
生産地France > Bourgogne > Côte de Beaune > Volnay
生産者
品種Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイルRed Wine

口コミ1

  • 3.5

    2014/07/09

    (2000)

    価格:7,000円 ~ 9,999円(ボトル / ショップ)

    妥協を許さない完璧主義者。 すでにいいワインを造るための「方程式」を習得し、徹底的に突き詰めている。 アンリ・ボワイヨはそういうステージに達している生産者だ。 ワインに「方程式」とは味気なくて恐縮だが、残念ながら解けていない造り手も多いのが実情だ。 納得のいかないブドウは捨てること。最適なタイミングで収穫し、その後は余計な手を加えないこと。 わかっていても最後に大きな差が出るのは、テロワールの良し悪しは別とすると、その徹底度合いに因るところが大きいのではないか。 難しいヴィンテージの翌年春に訪れたときのアンリの表情は充実している。 そして自慢話が延々と続く。 病気が広まった年は選果をピンセットで行ったこと、暑い年ならキレイな酸とミネラルを残す為に誰よりも先にシャルドネを収穫したこと。 逆にグレートヴィンテージと呼ばれる年の彼は手厳しく、話題は矛となって市場や顧客に向く。 たとえば赤の2009年がグレートヴィンテージだと話題になったとき、アメリカの顧客が08年よりも先に予約を申し出た。彼はそれに腹を立て取引を停止してしまった。 「ピノ ノワールの真の魅力はギリギリの気候条件の中で見せる繊細さやエレガンスだ」と断言する彼には、07年や08年に目もくれずに「グレート」ばかりを追い求める姿が我慢ならなかったのだろう。 名声を手にして以降も、彼の挑戦はとどまるところを知らない。 格下げした村名ワインだけを使って「最高のブルゴーニュ ルージュ」を造る。 「シャンパーニュに匹敵するクレマン ド ブルゴーニュ」を造るために最適のシャルドネを捜し歩き、ノンドザージュでクレマンを造る。 どちらも大赤字らしいが、ブルゴーニュの「基準」を上げるために、可能性に挑戦するために続けている。 クセの強い男だが、そのワインには只々脱帽なのである。 美しいルビー色にベリーの香り。 ちょっとスパイシーな感じもします。 滑らかな飲み心地とフィニッシュに残るベリーの香りが本当に美味しい。 流石2000年、ブルゴーニュ当たり年です。 できればもっと酔っていない時に飲みたかったかも。 About 8,000yen May 2012 in Osaka at Furukawa with Sie-Kensou

    ジャン・ボワイヨ・エ・フィス ヴォルネイ プルミエ・クリュ レ・フレミエ(2000)