味わい |
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香り |
ワイン名 | Famille Bougrier Petites Confessions Pinot Noir |
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生産地 | France |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red Wine |
2023/07/29
(2022)
価格:1,500円 ~ 1,999円(ボトル / ショップ)
澄んだ輝きのある、紫がかったやや淡いラズベリーレッド。粘性はやや弱く、ディスクはやや厚い。若々しく、濃縮感の強い外観の印象。 香りの第一印象は、開いていてチャーミング。特徴として、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、イチゴキャンディー、スミレ、シダ、リコリス、黒胡椒、タバコ、動物的なニュアンス等、若々しく第2アロマが強い印象。 アタックはやや強く、甘みは豊か。なめらかな酸味と、力強いタンニン。ふくよかでジューシーなバランス。アルコール感は中程度、余韻はやや長い。 濃縮し、力強いワイン。提供温度は17〜20度、グラスは中庸。デカンタージュの必要はなし。 VdFではあるがロワールを謳っていたため、上流域のどこかかと思い、興味本位で購入してみたが、醸造はミュスカデ・セーブヴル・エ・メーヌらしい。HPでシャンボール城などルネサンス期の見惚れるような景色を推しているが、グループとしてメネトゥ・サロンあたりのドメーヌも保有していることから、ブドウが通過してきたということだろうか…。製品カルテはHP上に存在せず、他社製品においては赤ワインの紹介なのにも関わらずミュスカでを推す内容の記載も見られたため、白が得意な会社なのかもしれない。 グラスの底を通して文字が見える透明感。それでも色調はしっかりとしており、ラズベリーレッドとしては濃ゆいような印象の境目。 赤系果実をジャムにしたようなべーリーAとも取れる甘やかな果実感。奥底にほんのりとグラッシーな要素も存在し、スワリングすると、わずかに動物的な要素が適度に湧き上がってくる。 口に含んでも香りからくる甘やかさに加え、舌で感じる豊かな甘みも感じられる。それでも酸がなくダレた余韻へと繋がるのではなく、四方八方に行こうとしている果実感や甘み、香りの要素を穏やかに取りまとめ、余韻としての長さに整形していっていることに驚きを隠せない。 ブラインドで出されると絶対にべーリーAだと回答するような味わい。もしくは、産地を限定されるとガメイ、品種だけ指定されると南仏やチリ、アルゼンチンと答えるような印象。 購入の際オスピス・ド・ボーヌのポマールをグラスで頂いたが、優劣を別にして単一品種で味わいや香りの幅広さを改めて認識させてもらえるよい機会となった。 天候を問わず、大きなテーブルを囲む人数まで、コンセプトを持ってお話できる会だとなおさら。 熟成したハード、塩のモモ焼き鳥、能登梅しぼり。
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