Fabio Gea Cul Otte
ファビオ・ジェア クル・オッテ

イタリア北西部のピエモンテ州、ファビオ・ジェア クル・オッテ2019をグラスで。ネッビオーロ100%。 色味はガーネット、香りはチェリーやブルーベリーの果実香に、革香やチョコレート、リコリスのスパイス香。 飲み口は厚みある口当たり、濃縮感のある果実味に、厚みあるがキメの細かいタンニンとなめらかに縁を彩る酸味。厚みありながら綺麗に纏まっている美味いワイン。 地質学者で写真家であるファビオ・ジェア氏が、自然であることを重視した2.5haの畑から一人で作り出すワインは、わずか1,800本のみの生産量とのこと。 別のワインだが、磁器のアンフォラを池に浮かべて、魚の泳ぐ揺れでワインを撹拌するというぶっ飛んだアイデアを実践する研究家。 ボトルは以前飲んだ同郷のトラヴァリーニとほぼ同じような、断面が角ばったぐりゃりとした形状のボトル。個性派ボトルだが、実は持ってみると意外に持ちやすい。

クル・オッテ ファビオ・ジェア 2018 Fabio Gea Cul Otte...いわゆる自然派とかヴィオディナミワインとかにに突っ込んで、少し明るい方なら、日本の福岡正信の名前くらいは聞いたことがあるのではないかと思います。その福岡氏を敬愛するイタリアの生産者のネッビオーロのワイン...ボトルだけでもキャラ採用決定...機会があれば飲んでみて下さい。面白いですよ。